賞味期限と消費期限は何がどう違う？【違いをシンプルにわかりやすく解説しました！】

2019年8月26日2024年11月11日

あなたは、賞味期限と消費期限の違いを理解できていますか？

賞味期限(しょうみきげん)と
消費期限(しょうひきげん)は
意味が違うので注意が必要です。

正しく理解していないと
食品を無駄にすることになったり、
体に危害を及ぼす可能性もあります。

賞味期限と消費期限は何がどう違う？

賞味期限と消費期限は何がどう違うのか？
シンプルにわかりやすく箇条書きでまとめます。

賞味期限の意味
→おいしく食べることができる期限

消費期限の意味
→期限を過ぎたら食べない方がよい期限

引用：期限表示(消費期限・賞味期限)【消費者庁公式HP】

この違いが分かりますか？

賞味期限（しょうみきげん）は
美味しく食べられる日までを表しているため、
期限過ぎたからといって直ちに食べられなくなるわけではありません。

一方、消費期限（しょうひきげん）は
安全に食べられる日までを表しているため、
表示された期限までしか食べることができません。

賞味期限と消費期限には
その表示にも違いがあります。

賞味期限が表示された食品は
比較的品質の劣化が緩やかなため、
期限が短めのものと長めのものと
2パターンに分けて記載しています。

一般的には
賞味期限切れから3ヵ月以内のものは年月日、
3ヵ月以上のものは年月で表示されています。
(年月の場合、月の末日まで保証されていることを表します。)

消費期限が表示された食品については
品質の劣化が早いものに表示されるため、
全てが年月日で記載されています。
それに加えて、時間まで表示された食品もあります。

基本的に全ての加工食品には、
賞味期限または消費期限のどちらかの表示が
法律によって義務付けられています。
(※塩・砂糖・アイスなどの一部の食品は省略されるものもあります。)

期限を決めるのは国や地方自治体が
検査方法のガイドラインを定めており、
それを基に食品の情報を正確に把握する製造業者が設定しています。

期限の日が定まったら賞味期限か消費期限の
どちらを表示するのですが、日数によってその表示が決まります。

賞味期限の表示は6日以上保存がきく、
傷みにくい食品に記されています。
消費期限の表示は製造または加工してから
5日程度しか保存のきかない傷みやすい食品に記されるのが一般的です。

賞味期限と消費期限のどちらの場合でも
注意してもらいたいことが2つあります。

↓

上記の2つの注意点を守っている場合のみ
賞味期限や消費期限が有効で、
美味しく安全に食べられることを表しています。

そのため、一度開封すると
表示された期限ではなくなり
早めに食べ切ることが必要です。

また、
食品によって冷蔵庫での保存や、
直射日光を避けて常温で保存するなど
最適な保存方法が異なります。

賞味期限や消費期限を
把握しておくことも大切ですが、
正しい保存方法も必ず確認するようにしましょう。

賞味期限と消費期限、
期限が過ぎたものは食べる？食べない？

期限が過ぎても食べられるのは｢賞味期限｣、
期限が過ぎて食べられないのは｢消費期限｣です！

賞味期限が過ぎたものは
次のようなことを確認してから
食べるかを判断してみてください。

賞味期限切れから数日しかもたないものや
何ヶ月ももつものなど食品によってさまざまです。

上記の確認事項に当てはまらなくても
傷んでいることもありますので、
最終的な判断はご自身になります。

賞味期限と消費期限は何がどう違うのか、
なるべくわかりやすく解説してみました。

賞味期限は食品が美味しく食べられる期限で
多少賞味期限切れでも食べることができます。

消費期限は食品が安全に食べられる期限で
消費期限が切れたら食べることはできません。

また、どちら場合でも共通しているのが
表示された期限は未開封の状態の期限であって
開封後は早めに食べ切ること、
そして保存方法を守ることが大切です。

食品を無駄にせず、
美味しく安全に食べるために
賞味期限や消費期限の確認とあわせて
保存も正しく行うようにしていきましょう♪