この記事では
にんにくの匂いの原因「アリシン」とは何か、効果効能も解説します。
「アリシン」とは何か?わかりやすく簡単な言葉で解説
アリシンとは、
にんにくやネギなど
香りの強い野菜に含まれている
特有の刺激臭(香気成分)や辛味成分です。
ニンニク中に含まれる
アリインが酸化することで生成されます。
もう少し分かりやすく言うと
にんにくを炒めたり煮たりしたときの
匂いの元となる物質をアリシンといいます。
アリシンの効果
そんなアリシンにはどのような
効果があるのでしょうか?
実はアリシンには
強い抗菌・抗カビ作用があるんです。
アリシンの殺菌作用は
次のようなものを駆除する際に
効果を発揮します。
- サルモネラ菌
- 病原性のカビ
- チフス菌
- コレラ菌
- 寄生虫
アリシンの効能
また、殺菌作用だけではなく
体への健康効果も様々です。
- 疲労回復
- 生活習慣病の予防
- 血糖値上昇を抑制
- 血流改善
- 感染症の予防
- 食欲増進効果
- アンチエイジング
アリシンは、
ビタミンB1と結合すると
アリチアミンという物質を作ります。
アリチアミンは
血液中で長時間維持されるため、
ビタミンB1の働きが効果的に持続し、
疲労回復に有効なんです。
疲労回復にニラやにんにく、
玉ねぎなどが勧められるのは、
その中にビタミンB1とアイリンが
両方含まれているからなんですね。
また、アリシンは
アンチエイジングの効果としても注目されています。
血糖値の上昇を抑える作用で
糖尿病や動脈硬化の進行を抑えるなど
生活習慣病の予防に役立つのです。
それだけではありません!
コレステロールや中性脂肪の増加を
抑制する効果も確認されているので、
脂質異常症の予防効果も期待されています!
アリシンの過剰摂取には注意!
アリシンは、
健康に良い効果が期待できますが、
過剰摂取は悪影響となる恐れがあります。
それは、アリシンの持つ
強い殺菌効果によって、
人間の胃腸内に存在する
腸内殺菌を殺してしまい、
胃腸障害を引き起こす危険性があることです。
また、貧血の原因となる場合もあるため
一度に大量に摂取することは控えましょう。
アリシンを含む食品
どのような食品に
アリシンは多く含まれているのでしょうか。
- にんにく
- 長ネギ
- 玉ねぎ
- ニラ
ネギ科の食物によく含まれていますが、
特ににんにくには豊富に含まれています。
また、アリシンはビタミンB1と
結合することで働きが活性化されます。
そのため
ビタミンB1を多く豚肉やうなぎ、
鮭などと一緒に食べることをおすすめします。
まとめ
この記事では
にんにくの匂いの原因「アリシン」とは何か、効果効能も解説しました。