β-カロテン(ベータカロテン)とは何か
研究でわかった効果や効能なども解説していきます。
β-カロテン(ベータカロテン)とは?わかりやすく簡単な言葉で解説
β-カロテン(ベータカロテン)とは
1930年に発見された健康成分で
にんじん(carrot)の橙色のもとに
なっている栄養素であることから、
この名がつけられました。
カロテノイドの一種であるカロテンは
α-カロテンとβ-カロテンの2種類に分けられます。
特ににんじん🥕やかぼちゃなどの緑黄色野菜や、
みかんなどの柑橘類などに多く含まれています。
β-カロテン(ベータカロテン)の働き
β-カロテン(ベータカロテン)は
約3分の1が小腸で吸収され
体内の必要量に応じて
ビタミンAへと変換されます。
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので
摂取しすぎるとビタミンA過剰症となり
毒性が高くなり危険です。
しかし、β-カロテンの場合は、
身体に必要な量だけビタミンAへと
変換される為、その心配がなくなります。
β-カロテンの効果や効能
β-カロテン(ベータカロテン)に働きよって得られる健康効果や効能は、以下のものが挙げられます。
- ビタミンAへと変換
- 抗酸化作用
- 免疫を増強
ビタミンAへと変換された
β-カロテン(ベータカロテン)は
様々な働きをします。
以下で詳しく解説します。
ビタミンAとしての働き
β-カロテン(ベータカロテン)は
ビタミンAへと変換し、作用します。
ビタミンAとしての効果や効能は
次の物が挙げられます。
- 皮膚や粘膜の健康維持
- 免疫機能を正常に保つ
- 視力の回復・維持
- 夜盲症の改善・予防
- 黄斑変性症の予防
- 美肌効果
- 身体の成長促進
- ガンの予防
ビタミンAには成長の促進があり、
成長期の子どもがビタミンAを不足すると
成長の停止や知能障害など深刻な問題になりえます。
「野菜を食べないと大きくなれない」と
子どもの頃1度は言われたかもしれませんが
緑黄色野菜などの野菜は本当に
子どもの成長に欠かせない食べ物なんです。
研究で分かった効果や効能
近年、β-カロテン(ベータカロテン)の
研究をしていく中で分かった
効果や効能が出てきています。
- LDL(悪玉)コレステロールの低下促進
- アルツハイマー予防
- 酸化ストレスの抑制
- DNA損傷の予防
- あらゆる疾患の予防
- 高尿酸血症・通風に有効
- 細菌性膣炎の抑制
- 赤血球膜流動性を高める
- 肺機能の改善
- 慢性閉塞性肺疾患の抑制
β-カロテン(ベータカロテン)は
他のビタミンと一緒に摂取することで
様々な役割の手助けをしてくれます。
また、酸化ストレスや通風など
現代の人がかかりやすい生活習慣病の
予防をしてくれる作用があります。
まとめ
この記事では
β-カロテン(ベータカロテン)とは何か
研究で分かった効果や効能もまとめました。