はちみつは万能な食品です。
自然な甘みはパンやお菓子作りだけでなく、おかずを調理する時に砂糖の代わりとして使うこともあります。
しかし、さまざまな使い道があってもはちみつが減らず、賞味期限切れなんてことはありませんか?
賞味期限切れのはちみつを食べると危険なのでしょうか?
この記事では、はちみつの賞味期限の注意点についても詳しく解説していきます。
賞味期限切れの蜂蜜(はちみつ)を食べると危険?
結論からいいます。
賞味期限切れのはちみつは食べることができます!
はちみつは水分が少なく糖度が非常に高いので、細菌の影響を受けない性質をもっています。
そのため、はちみつを適切に保存すれば腐ることはありません。
これは未開封のものだけに限らず、開封していた賞味期限切れのはちみつでも食べられます。
しかし、はちみつの取り扱い方や保存方法に誤りがあるとカビが生えることもあります。
カビが生えてしまったはちみつを食べるのは危険です。
賞味期限切れの蜂蜜(はちみつ)はいつまでなら食べてもOK?
「賞味期限切れのはちみつはいつまでなら食べてもOKなの?」
「色が濃くなったり白い粒のあるはちみつは食べられない?」
賞味期限切れのはちみつはいつまで食べられるかというと、状態が良ければ100年経っても食べられます。
(※エジプトで見つかった3000年以上前のはちみつも食べられたそうです)
また、はちみつの色が茶や黒に濃く変色した場合も食べることができます。
これははちみつの中のタンパク質と糖が結びつき、化学変化が起きて変色しただけで問題ありません。
はちみつの中にできる白い粒は、0~14℃に保存されたときに糖分が結晶化したものです。
そのままでも食べられますが、はちみつ本来のトロッとした滑らかさは失われています。
もし気になる場合は、40℃位で湯煎すると元に戻すことができます。
蜂蜜(はちみつ)の賞味期限の意味と注意点
はちみつの賞味期限は商品によって異なりますが、1~3年位のものが多くあります。
しかし、賞味期限切れでも食べられるはちみつに、なぜ賞味期限が必要なのでしょうか。
はちみつの賞味期限の意味は、はちみつ本来の風味で美味しく食べられる期間を表しています。
いくら100年経ったはちみつでも食べられるとはいえ、徐々に劣化はしているはずです。
はちみつは賞味期限に注意するよりも、取り扱い方や保存方法に気を付けましょう。
また、天然のはちみつではなく、加工物の入ったはちみつは腐る可能性があります。
そのような加工はちみつの場合は賞味期限切れを食べる際は注意が必要です。
食べると危険な賞味期限切れの蜂蜜(はちみつ)
はちみつは賞味期限切れでも食べられることをお伝えしてきました。
しかし、食べると危険な賞味期限切れのはちみつもなかにはあります。
次のような賞味期限切れのはちみつは食べることをおすすめできません。
- 白砂糖や果糖ブドウ糖液糖などの加工物が入ったはちみつ
- 直射日光の当たる場所で保存したはちみつ
- 清潔なスプーンなどで取り出していないはちみつ
- 指や唾液、異物等が入ったはちみつ
上記に該当するようなはちみつの場合、腐るまたは腐っている可能性があるため廃棄しましょう。
賞味期限切れでも危険な蜂蜜(はちみつ)にならない方法
はちみつは取り扱い方や保存方法に気を付けるだけで、賞味期限切れでも食べることができます。
はちみつは15℃以上の常温で、高温多湿を避けて保存するようにしてください。
また、水分や唾液、異物の混入は細菌やカビの繁殖原因となります。
はちみつを取り出すときは、指や使いかけのスプーンなどは絶対に入れないようにしましょう。
このように適切に取り扱うことで、賞味期限切れのはちみつでも食べることが可能になります。
まとめ
賞味期限切れのはちみつは食べられます!
開封、未開封に限らず、腐っていなければ食べることができるのです。
ただ、美味しく食べられる期間は賞味期限内であることを忘れないでくださいね。
また、取り扱い方や保存方法を正しく行わないと、はちみつを腐らせてしまうこともあるので注意しましょう。