かまぼこは加工食品であるため、日持ちしそうなイメージがあります。
しかし、白身魚が原材料なので加工食品といっても、案外賞味期限は短いのです。
賞味期限切れのかまぼこを食べるのは危険なのでしょうか?
この記事では、かまぼこの賞味期限の注意点について詳しく解説していきます。
賞味期限切れのかまぼこを食べると危険?
結論からいいます。
賞味期限切れのかまぼこは、未開封で保存方法を守ったものであれば食べることができます。
しかし、開封したものや保存状態が悪く、腐らせてしまったかまぼこを食べるのは危険です。
下痢や嘔吐など食中毒を引き起こす可能性があります。
また、かまぼこに記載されているのが賞味期限ではなく、消費期限であった場合は消費期限内に食べるようにしましょう。
賞味期限切れのかまぼこはいつまでなら食べてもOK?
賞味期限切れのかまぼこは未開封で保存方法を守ったものであれば、3~5日位過ぎても食べられる可能性があります。
しかし、保存料が使われていないものは早く劣化する恐れがあるため、確実に食べられるというわけではありません。
なかには、未開封で状態が良ければ1~2週間程度過ぎても食べられるという情報もありますが、おすすめできません。
賞味期限切れのかまぼこはよく状態を確認した上で食べるかを判断してください。
もし食べられそうな場合は焼いたり茹でるなど、加熱してから食べることをおすすめします。
食べると危険な賞味期限切れのかまぼこの特徴
かまぼこは傷むと、見た目や臭いで腐っていることがわかります。
食べると危険な賞味期限切れのかまぼこの特徴は次の6つです。
- 表面がネバネバする
- 糸を引く
- ドロドロと溶けている
- カビが生えている
- 異臭がする
- 苦味や酸っぱい味がする
このような特徴のあるかまぼこは腐っているため、絶対に食べないでください。
かまぼこの賞味期限の注意点
かまぼこは保存方法によって賞味期限が変わってきます。
次の3つの保存場所に分けて注意点をまとめました。
- 常温保存
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
常温保存の場合【かまぼこの賞味期限の注意点】
かまぼこは基本的に常温保存は適しません。
室内温度が常に10℃以下で、日の当たらない所であれば保存することもできますが、おすすめはできません。
数日は日もちしますが、温度が一定に保たれる冷蔵庫と比べると早く劣化する恐れがあります。
10℃以上の室内に置いた場合だと、かまぼこの賞味期限は数時間しかもちませんので注意してください。
(高温殺菌された真空パックのかまぼこであれば、常温保存可能なものもあります)
冷蔵保存の場合【かまぼこの賞味期限の注意点】
かまぼこは冷蔵保存が適しています。
賞味期限の目安は、真空パックのもので製造から15日程度、簡易包装のもので7日程度です。
しかし、これは未開封の状態での賞味期限になります。
もし開封した場合は、2~3日以内に食べ切るようにしましょう。
使いかけのかまぼこを冷蔵保存する際は、板付きのままラップに包むと衛生的に長持ちします。
※かまぼこの板は余分な水分を吸収して、雑菌やカビの繁殖を防ぐ効果があります!
冷凍保存の場合【かまぼこの賞味期限の注意点】
かまぼこは冷凍することもできますが、おすすめの保存方法ではありません。
なぜなら、かまぼこ本来の弾力ある食感が失われてしまうからです。
冷凍するメリットはかまぼこの賞味期限を1ヶ月ほど延ばすことができます。
冷凍保存する場合は、かまぼこを板から外してください。
そして、使いやすい大きさに切ってからラップへ包み、さらに保存袋へ入れ冷凍させましょう。
まとめ
賞味期限切れのかまぼこは、未開封で保存方法を守ったものであれば食べられる可能性があります。
かまぼこの状態をよく確認し、問題なければ賞味期限が切れた後5日以内であれば食べられるかもしれません。
食べる場合はそのままで食べるよりも、加熱してから食べることをおすすめします!
しかし、開封済みのものや保存が適切でなかったもの、消費期限切れのものについては危険なため食べないようにしましょう。