紅茶発祥の地はどこ?【紅茶の起源や歴史をわかりやすく解説】

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紅茶といえばどこの国をイメージしますか?

ヨーロッパ辺りや特にイギリスと答える人が多くいます。

果たして、紅茶発祥の地はどこなのでしょうか?

この記事では、
紅茶発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。

 

紅茶発祥の地はどこ?【紅茶の起源について】

紅茶発祥の地は
ヨーロッパ地方ではなく「中国」です。
中国南部の雲南省からチベットにかけての
山岳地帯が茶葉の原産地とされています。

紅茶の起源となるお茶は中国で
紀元前2000年以前から飲まれていたそうです。

しかし、その当時は飲料としてではなく
不老不死の薬として飲まれていました。

お茶が飲み物として一般化されたのは
6世紀以降で、現在の紅茶の原型といえる
発酵茶が作られたのは10~13世紀頃のことになります。

紅茶の歴史

紅茶の歴史は紀元前2,000年以前から存在しています。

茶葉の原産地である中国では
4世紀頃から茶の栽培が始まりました。

6世紀から7世紀頃にかけて
緑茶が飲み物として広がりますが、
最初は貴族だけが飲める貴重なものでした。

茶の生産が盛んになる10世紀から13世紀頃に
一般の人々の間でもお茶を飲む習慣が広がり、
その頃「発酵茶」とされる紅茶の原型が作られるようになります。

ヨーロッパにお茶が伝わるのは17世紀前半です。

当時オランダの東インド会社が
中国産の緑茶を持ち帰ったことをきっかけに
ヨーロッパ全体でもお茶が飲まれるようになりました。

次第にお茶の人気が高まると、
イギリスでは緑茶よりも味のしっかりした
酸化発酵の強い烏龍茶が好まれたそうです。

そしてイギリス人の嗜好に合わせ、
さらに酸化発酵を進めていくうちに
完全発酵した紅茶が誕生し普及していきました。

日本の紅茶の歴史

日本での紅茶の歴史が始まったのは
明治時代に入ってからのことです。

紅茶発祥の地の中国ではなく、イギリスより伝わりました。

初めて紅茶を輸入したのが1887年で、
日本での生産を目指すも
高品質な紅茶は作れなかったそうです。

その後、1906年に輸入食材店の明治屋が
リプトン紅茶の輸入、販売を開始させました。

すると、たちまち上流階級の人たちに
受け入れられ人気となります。

1971年になると紅茶の輸入が自由化され、
世界中のいろいろな紅茶が日本でも飲まれるようになりました。

また、1972年には
初めて国産紅茶が販売されたことで
紅茶は一般家庭でも飲まれるようになっていきます。

現在では日本で消費される
紅茶のほとんどは輸入品ですが、
静岡や熊本、三重などでも上質な紅茶を生産できるようになりました。

各飲料メーカからも
紅茶のさまざまなフレーバーが登場しており、
紅茶人気は今なお健在です。

最後に

この記事では
紅茶発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。

 

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