レストランなど飲食店で
ステーキを注文した際に
焼き加減を聞かれることがあると思います。
ビーフステーキは
お肉の焼き加減が楽しめる料理です。
あなたは、
肉の焼き方の種類を
詳しく説明できますか?
この記事では
レア、ミディアムレア、
ミディアム、ウェルダンなどの
肉の焼き方の種類を温度付きで解説していきます。
肉の焼き方の種類
日本の飲食店では、
次の4種類の焼き加減で
選べることが多いようです。
- レア
- ミディアムレア
- ミディアム
- ウェルダン
それぞれの焼き方を
以下で詳しく解説します。
レア【肉の焼き方の種類】
フランス語ではブルともいいます。
レアの内部温度は余熱などで
55~60℃まで火を通しています。
しかし、中心部分は45℃程度で
ほとんど生の状態です。
レアの焼き加減は、
表面は焼けていますが
中身は生の状態を指します。
中は鮮紅色で肉汁が多く
「カツオのたたき」に近い焼き方です。
【フライパンを使ったレアの焼き方の手順】
- 肉の片面を強火で約30秒焼く
- 肉の片面を弱火で約1分焼く
- 肉の逆面を強火で約30秒焼く
- 肉の逆面を弱火で約1分焼く
ミディアムレア【お肉の焼き方の種類】
ミディアムレアは、
レアとミディアムの中間です。
フランス語では
セニャンといわれています。
内部温度は65℃まで温め、
中心部分の温度は約50℃です。
レアよりは火が通っていますが、
肉の中心は生の状態を指します。
肉を切ると断面から
赤い肉汁がうっすらとにじみ出ます。
そして、ミディアムレアは、
タンパク質の変質が起こる65℃まで
温める焼き方という特徴もあります。
【フライパンを使ったミディアムレアの焼き方の手順】
- 肉の片面を強火で約30秒焼く
- 肉の片面を弱火で約1分焼く
- 肉の逆面を強火で約30秒焼く
- 肉の逆面を弱火で約1分半から2分焼く
ミディアム【お肉の焼き方の種類】
フランス語では
ア・ポワンといいます。
ミディアムの内部温度は
65~70℃以下程度温めます。
中心部はちょうどよい状態に
火が通っており、薄いピンク色です。
完全に色が変わってはいない状態で、
切ると肉汁は少ししか出ません。
【フライパンを使ったミディアムの焼き方の手順】
- 肉の片面を強火で約30秒焼く
- 肉の片面を弱火で約2分焼く
- 肉の逆面を強火で約30秒焼く
- 肉の逆面を弱火で約2分から3分焼く
お肉の表面から肉汁がしみ始めた頃、ミディアムの状態になります。
ウェルダン【お肉の焼き方の種類】
フランス語で
ビヤン・キュイといいます。
内部温度は70~80℃で
仲までしっかりと焼いた状態です。
表面も中も十分に火が通っており
褐色で灰色がかっています。
肉を切っても
肉汁はほとんど出ません。
【フライパンを使ったウェルダンの焼き方の手順】
- 肉の片面を強火で肉汁が出るまで焼く
- 肉の逆面を強火で肉汁が出るまで焼く
- 肉の両面を弱火で約3分焼く
お肉の焼き加減は10種類以上!
日本の飲食店では、
上記の4つの焼き方が多いですが、
実はお肉の焼き加減は
さらに細かく分かれているんです。
簡単に紹介します。
- ロー
- ブルー
- ブルーレア
- レア
- ミディアムレア
- ミディアム
- ミディアムウェル
- ウェル
- ウェルダン
- ベリーウェルダン
ローは、完全に生の状態なので
よほど新鮮なお肉でないと
食べることは出来ない食べ方です。
他にも日本では一般的ではありませんが、
ブラック・アンド・ブルーという
牛肉のたたきに近い焼き加減や、
短時間で表面だけを焦がす
ピッツバーグレアという焼き方もあります。
まとめ
この記事では
レア、ミディアムレア、
ミディアム、ウェルダンなど
肉の焼き方の種類を温度付きで解説しました。