砂糖は保存性が高いということは広く知られています。
しかし、いつ買ってきたものかわからない砂糖があった場合、食べることができるのでしょうか?
未開封や開封後では賞味期限に違いはあるのでしょうか?
この記事では賞味期限切れの砂糖を食べると危険なのか、詳しく解説していきます。
賞味期限切れの砂糖を食べると危険?
結論からいいます。
賞味期限切れの砂糖は食べることができます。
そもそも砂糖に賞味期限の表示はないため、賞味期限切れということがありません。
長期保存しても品質の変化が極めて少ない砂糖は、賞味期限の表示を省略することができます。
そのため、いつ買ったかわからないような砂糖でも状態さえ良ければ、食べると危険ということはありません。
賞味期限のない砂糖はいつまでなら食べられる?
「賞味期限の表示がない砂糖はいつまでなら食べられる?」
「未開封と開封したもので賞味期限は変わるの?」
砂糖はいつまでなら食べられるのかというと、状態が良ければ半永久的に食べることができます。
それは未開封でも開封後のものでも期限には変わりません。
ただし、保存方法を正しく行えていないと、食べられなくなることもあります。
食べると危険な砂糖の特徴
賞味期限のない砂糖ですが、保存が正しくできていないと食べられなくなることもあります。
食べると危険な砂糖の特徴は次の3つです。
- 溶け出している
- 一部分が変色している
- 虫が混入している
上記に当てはまる状態の砂糖を食べることはおすすめできません。
砂糖が溶け出したのは湿気を吸ったためで傷んでいる可能性があります。
また、一部分の変色は何かが浸み込んで汚染されている可能性があるため、食べないほうがいいでしょう。
ただし、全体的に黄色や茶色に変色している場合は「メイラード反応」という自然現象であるため、食べても問題ありません。
固まった砂糖は食べられるの?
固まった砂糖は、乾燥したことで砂糖の結晶同士がくっついただけなので食べられます。
しかし、塊のままでは食べにくいこともあります。
砂糖を元に戻すには保存容器の中に食パンを入れ、一日密閉しておきましょう。
そうすると食パンの水分を砂糖が吸収し、ほぐれてきます。
他にも、保存容器の蓋の下に硬く絞ったキッチンペーパーを挟んでも同じ効果があります。
どちらの場合でも、砂糖がほぐれたら必ず取り出すようにしてください。
賞味期限のない砂糖でも取り扱い注意!【砂糖の正しい保存方法】
賞味期限のない砂糖でも取り扱いには注意が必要です。
いくら長期保存が可能といっても、保存方法が正しく行えていないと食べられなくなることもあります。
砂糖の正しい保存方法は2つポイントがあります。
- 保存場所
- 保存容器
保存場所【砂糖の正しい保存方法】
砂糖は温度や湿度が一定に保たれる環境が保存場所に向いています。
適した環境でないと乾燥して、砂糖の結晶同士がくっつき固まってしまいます。
そのため、温度変化が起きやすいコンロの周りや日の当たる場所での保存は避けましょう。
冷蔵庫は温度が一定ですが乾燥しやすく、取り出したときに結露が起こりやすいため適していません。
また、砂糖はニオイを吸着しやすい性質があるため、香りの強い調味料や石鹸の近くなどでの保存は避けましょう。
保存容器【砂糖の正しい保存方法】
砂糖は購入時、ポリ袋に入っているかと思います。
未開封のものはそのままでも大丈夫ですが、開封した場合は密閉容器での保存が適しています。
ポリ袋は通気性があるため、湿気や乾燥、ニオイ移りなどの影響を受けやすいからです。
また、ポリ袋を食い破り中に侵入してくる虫もいます。
砂糖には十分な水分がないので虫が湧くことはありませんが、虫入りの砂糖は食べたくないですよね。
そのためにも砂糖の保存は密閉容器がおすすめです。
まとめ
賞味期限切れのない砂糖は、状態が良ければいつまでも食べることができます。
しかし、いくら品質が変化しにくいといっても、取り扱い方は気をつけなければなりません。
食べると危険な砂糖にしないためにも、正しい保存方法をしっかり行いましょう。
そうすれば、砂糖をストックしておいても安心して食べ続けることができますよ!