ビタミンは全部で13種類あるといわれています。
その中のビタミンb9は
どのような栄養素かご存知ですか?
この記事では
ビタミンb9(葉酸)ってどんな栄養素か
効果や効能もわかりやすく解説していきます。
ビタミンb9(葉酸)とは?
ビタミンb9とは
主に葉酸と呼ばれています。
他にもビタミンM、
プテロイルグルタミン酸とも
呼ばれています。
ビタミンb9は
水溶性ビタミンに分類される
生理活性物質です。
1941年にほうれん草の葉から発見され、
ラテン語で葉を「folium」と呼ぶことから、
葉酸(folic acid)と名づけられました。
ビタミンb9(葉酸)の効果や効能
ビタミンb9(葉酸)に得られる
効果や効能は以下の物が挙げられます。
- DNAなどの核酸を合成
- 赤血球の細胞の形成補助
- 胎児の正常な発育
- 脳卒中・心筋梗塞の予防
ビタミンb9の働きは
赤血球の細胞の形成を助けたり、
タンパク質生成のときに必要なDNAなどの
核酸を合成する大切な役割などがあります。
また、妊娠初期の女性が
必要量の葉酸を摂取しておくと、
胎児が神経管閉鎖障害などになる
リスクを低下させることがわかっています。
ビタミンb9(葉酸)の摂取量
一日にビタミンb9(葉酸)は
どのくらい必要なのでしょうか?
18歳以上の成人男性・女性ともに
ビタミンb9の推奨摂取量は、
約240µgとされています。
妊婦は+240µg、
授乳婦は+100µgほど
多く摂取すると良いです。
胎児の発育に必要不可欠な栄養素なため、
妊娠中・授乳中の人は特に必要なんです。
また、それ以外の場合は、
普段の食生活で不足することは
ほとんどないといわれています。
しかし、お酒をたくさん飲む人、
アスピリンや避妊薬のピルを飲んでいる人は
欠乏しやすくなる為、注意が必要です。
葉酸の欠乏症として
巨赤芽球性貧血(悪性貧血)があります。
ビタミンb9(葉酸)を含む食品
ビタミンb9(葉酸)は
以下のような食品に含まれています。
- 鶏レバー…1300µg
- 牛レバー…1000µg
- 豚レバー…810µg
- うなぎ(肝)…380µg
- うに…360µg
- えだまめ…260µg
- モロヘイヤ…250µg
- パセリ…220µg
鶏のレバーを筆頭に、
肝臓類にはビタミンb9(葉酸)が
豊富に含まれています。
野菜やレバーに含まれる葉酸による過剰症は
確認されていません。
しかし、サプリに含まれる
モノグルタミン酸型の葉酸を
過剰に摂取した場合は、
神経障害・発熱・じんましんなどの
症状を引き起こします。