ビタミンは全部で13種類あり、
それぞれが体内に必要な働きをします。
あなたはビタミンd3が
どんな働きをしているかご存知ですか?
この記事では
ビタミンd3(コレカルシフェロール)とは
どんな栄養素なのか?
効果や効能も解説していきます。
ビタミンd3(コレカルシフェロール)とは?
ビタミンd3とは、油脂に溶ける
脂溶性ビタミンの一種です。
ビタミンd2とほぼ同等の働きをしますが、
ビタミンd2は植物に多く含まれます。
人間にとっては、動物に多く含まれる
ビタミンd3(コレカルシフェロール)が
重要な役割を果たします。
ビタミンd3は、
紫外線の照射によって動物に存在する
7-デヒドロコレステロール(7-DHC)から生成されます。
ビタミンd3(コレカルシフェロール)の効果や効能
ビタミンd3(コレカルシフェロール)から
得られる効果や効能は以下の物が挙げられます。
- カルシウムトとリンの吸収促進
- 骨の形成と成長促進
- 遺伝子の働きを調節
ビタミンd3は、小腸や腎臓で
カルシウムやリンの吸収を促進します。
さらに最近では、ビタミンDは
ガンや糖尿病・自閉症の予防、
免疫力の向上などの効果も期待されています。
また、ビタミンDが不足すると
カルシウムの吸収低下や
骨代謝異常を引き起こします。
ビタミンDの欠乏症として、
小児はくる病、成人は骨粗しょう症を
引き起こすことがあります。
ビタミンDの不足は、
食事から十分な量を摂取できなかった時や、
日光に当たる時間が不十分なときに
起こる可能性があります。
ビタミンd3(コレカルシフェロール)の摂取量
一日に
ビタミンd3(コレカルシフェロール)は
どのくらいの量を摂取する
必要があるのでしょうか?
一日にビタミンDは
成人男性・女性ともに
5.5µgほど必要とされています。
ちなみに、
日本人のビタミンD平均摂取量は
成人男性7.9µg、女性7.2µgであり、
男女とも目安量を充たしています。
ビタミンd3(コレカルシフェロール)を含む食品
ビタミンd3(コレカルシフェロール)は
以下のような食品に多く含まれます。
- あんこうのきも…110µg
- しらす干し…61µg
- いわし…50µg
- すじこ…47µg
- いくら…44µg
- 紅鮭…33µg
- さば…11µg
※100gあたりのビタミンD含有量。
ビタミンd3(コレカルシフェロール)は、
動物性食品の特に魚介に多く含まれています。
ビタミンDを過剰摂取すると
高カルシウム血症や腎障害、
軟組織の石灰化などを
引き起こす恐れがあります。