道後温泉(どうごおんせん)は
愛媛県松山市にある温泉です。
日本三古湯のひとつといわれていて
愛媛県の代表的な観光地といえます。
この記事では
道後温泉の歴史だけでなく
周辺の観光スポットも紹介していきます。
道後温泉の歴史について
道後温泉は日本国内でもひときわ古く
3000年もの歴史を持つ温泉と伝えられています。
昔、足を傷めた白鷺(しらさぎ)が
岩の間から流れ出る湯に浸していたところ
傷が治り飛び立っていくのを村人が
見つけたことが道後温泉の発見と伝えられています。
道後温泉は「日本書紀」や「源氏物語」など
多くの文献にも登場していて、古くは
「伊予の温泉」「熟田津の温泉」と呼ばれ
大化の改新(645年)後、「道後」という名が付きました。
その後も長い歴史の間に多くの人々が
この道後温泉に訪れ、明治時代に入ると
道後温泉本館が建てられ、道後温泉は観光地として大いに栄えるようになりました。
道後温泉周辺の観光スポットとは?
ここでは
道後温泉周辺の観光スポットを
紹介していきます。
松山城【道後温泉周辺の観光スポット】
松山城は1603年にこの地の大名であった
加藤嘉明によって築城されました。
現存している建造物は
国の重要文化財に指定されています。
ミシュランの観光版において
2つ星を獲得したこともあり、
国内外から多くの観光客が訪れます。
桜の名所としても有名で
「日本のさくら名所100選」にも選ばれているので、
桜の咲く春に訪れれば松山城と一緒に美しい桜も楽しめます。
道後公園【道後温泉周辺の観光スポット】
「道後公園(どうごこうえん)」にはかつて
700年程前「湯築城」という城がありました。
それが明治時代になってから道後公園として
整備された為、園内には堀や土塁といった
城の一部が当時の姿で残っています。
他にも園内には松山出身である
正岡子規の記念博物館があって、
館内では子規の俳句や短歌、
彼に関する史料などが展示されています。
展望台があり美しい景色を楽しむことができるので、観光の際には道後公園を散策するのもおすすめです。
道後ぎやまんガラス美術館【道後温泉周辺の観光スポット】
「道後ぎやまんガラス美術館」には
江戸時代の歴史あるぎやまんや
明治時代から大正時代までの和ガラス作品を
西日本最多の約300点も展示しています。
「ぎやまん」とは、
昔呼ばれたガラス製品一般の呼び方で
オランダ語やポルトガル語の訛りといわれています。
庭園も見ごたえがあり、
白鷺のオブジェやワインボトルの滝など
ガラスと水を使った作品が飾られています。
夜はライトアップされ、幻想的な空間となります。
最後に
この記事では道後温泉の歴史、
周辺の観光スポットも紹介しました。
温泉の歴史に興味のある方や
これから道後温泉へ行く方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。