妊婦が便秘(べんぴ)になると危険？【妊娠中の便秘対策をまとめました】
妊娠するまでは便秘知らずだった人だとしても
妊娠してからは便秘に悩む人がとても多いです。
でも妊娠中の便秘(べんぴ)については
何かできる対策があるのでしょうか？
この記事では
妊婦が便秘になると危険なのか？
妊娠中の便秘対策などについても
なるべくわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦が便秘(べんぴ)になると危険？
便秘になると、赤ちゃんが
お腹の中で圧迫されているのではないか…
そう心配している妊婦さんもいるかもしれません。
でも安心して下さい！
赤ちゃんは
子宮の中の羊水(ようすい)にプカプカ浮いていて
外部の衝撃や圧迫からもきちんと守られています。
なので妊婦さんが便秘になったからといって
赤ちゃんが危険にさらされることは基本ないです。
妊婦は便秘になりやすい？なんで妊娠中は便秘になりやすいの？？
妊婦さんは便秘になりやすいんです。
多くの妊婦さんが便秘に悩まされています。
なので、便秘になったからと言って
すごく不安になる心配はありません。
ではなぜ、妊娠中は便秘になりやすいのか？
妊娠中に便秘になりやすい主な原因として、次の２つが挙げられます。
- 黄体ホルモンの影響
- 子宮によって腸が圧迫される
これらの原因について
簡単に解説していきます。
黄体ホルモンの影響【妊娠中に便秘になりやすい理由】
妊娠初期に起こる便秘の原因は、
妊娠中に多量に分泌される
黄体ホルモンが影響しています。
この黄体ホルモンは、胎児の形成や
胎児の成長などを促す働きをします。
その一方、筋肉の壁をむくませたり
ぜん動を抑える作用もあるので
腸の働きを妨げてしまうのです。
※ぜん動とは、消化管壁が
食物を送る運動のことなどを言います。
他にも妊娠初期はつわりで食べる量が減るので
妊婦さんは便秘になりやすいと考えられます。
子宮によって腸が圧迫される【妊娠中に便秘になりやすい理由】
妊娠後期に起こる便秘の原因として
子宮による腸の圧迫が挙げられます。
妊婦さんの大きく育った子宮によって
腸が圧迫されてしまうことで便秘になりやすくなります。
妊娠中の便秘対策について【便秘に悩む妊婦さん必見】
妊婦さんは便秘になりやすいですが
改善の仕様がない、というわけではないです。
妊婦さんにできることは
普段の生活を見直してみることです。
妊娠中の便秘対策についてまとめます。
- 食生活を見直す
- 適度な運動
- かかりつけ医に相談
これらの対策について、以下で解説していきます。
食生活を見直す【妊娠中の便秘対策】
妊娠中の便秘対策としては
食生活を見直すことがとても大切です。
- 食物繊維を摂る
- 乳酸菌を摂る
- 水分補給を十分に行う
妊娠中の食事はとても大切です。
赤ちゃんへ送る栄養を考える人も
多いでしょうが、妊婦さん自身の
便秘の改善にも食事は大きな効果があります。
特に便秘対策に大切なのは
食物繊維と乳酸菌です。
ただバナナやマンゴーばかり食べても
糖分の摂りすぎになってしまいます。
また海藻類ばかり摂っても、
ヨードの摂りすぎになってしまうことから
単一の食品で食物繊維を補うことは止めましょう。
日々の生活で食物繊維の多い
果物、野菜、海藻類をバランスよく食べることが大切です。
適度な運動【妊娠中の便秘対策】
妊娠中の適度な運動も、
便秘の予防や改善に効果があります。
お医者さんから特に安静の指示のない妊婦さんは、
ウォーキングやヨガなどの適度な運動をしてみましょう。
かかりつけ医に相談【妊娠中の便秘対策】
食生活や運動を試みていても、
便秘が良くならない妊婦さんもいます。
そういう場合は、我慢せずに
かかりつけ医に相談してみましょう。
便秘に悩む妊婦さんはとても多いので
産婦人科医の先生は対策を教えてくれます。
便秘が治らないからと言って、
妊婦さんが独断で市販の下剤を
飲むようなことは絶対にしないでください！
最後に
妊婦が便秘になると危険なのか、
妊娠中の便秘対策などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
最近の研究では、
赤ちゃんは出産時のママの腸内環境を
引き継いで生まれてくると言われています。
妊娠中に腸内環境を整えておくことで
産後の赤ちゃんの健康にもつながるかもしれません。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば幸いです！
