鳴子温泉(なるこおんせん)は
宮城県大崎市鳴子温泉にある温泉です。
福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉と
ともに奥州三名湯に数えられました。
この記事では
鳴子温泉の歴史だけでなく
周辺の観光スポットも紹介していきます。
鳴子温泉の歴史について
鳴門温泉郷は、
1000年を超える歴史を持っています。
この地で温泉が発見されたのは
平安時代だった837年、鳥谷ヶ森山が
大噴火して熱湯が湧き出したと伝えられています。
その後鎌倉時代には源義経と郷御前の
子どもの産湯に使われたことから
「啼き子」と呼ばれて、それが転じて
「鳴子」になったという言い伝えが残っています。
江戸時代には日本で有名な俳諧師であった
松尾芭蕉の紀行文「おくのほそ道」で
鳴子から尿前を通る出羽街道中山越えを
選んだことでも知れています。
そのため源義経や松尾芭蕉にちなんだ
名所旧跡や古道なども数多く残されています。
鳴子温泉周辺の観光スポットとは?
ここでは
鳴子温泉周辺の観光スポットを
紹介していきます。
鳴子峡【鳴子温泉周辺の観光スポット】
鳴子峡は、この地域で最も有名な
観光スポットといえます。
大谷川の渓流によって形成されたもので
長さ4kmに及び、崖の高さは100m、
幅は10mから100mと自然の荒々しさを感じられます。
特に鳴子峡の見どころは、秋の紅葉。
峡谷の崖にアカシデやハウチワカエデ、
ミズナラ、など数々の樹が生い茂られていて
鮮やかな紅葉のグラデーションは絶景です。
鳴子峡レストハウス【鳴子温泉周辺の観光スポット】
鳴子峡レストハウスは
大深沢橋を望む景観を楽しみつつ
食事ができるおすすめの場所です。
レストランやファーストフード、
売店コーナーには鳴子エリアの
物産なども扱われています。
鳴子峡観光の際には、ぜひ一緒にご利用ください。
日本こけし館【鳴子温泉周辺の観光スポット】
日本こけし館は、東北6県にある
こけしの展示や販売を行っている民芸館です。
11系統のこけしがあり、
こけしファンには聖地として慕われています。
また、日替わりで職人たちによる
製作実演見学、自分でオリジナルの
こけしが作れる絵付け体験があったりと、
楽しめる要素がたくさんあります。
日本こけし館のすぐ傍には皇太明神神社があり
ろくろ細工を生業としている人たちを祀る神社で
こけしとも深い縁があります。
日本こけし館へ行った際は、ぜひ
一緒に神社へも訪れてみて下さい。
最後に
この記事では鳴子温泉の歴史、
周辺の観光スポットも紹介しました。
温泉の歴史に興味のある方や
これから鳴子温泉へ行く方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。