明石城(あかしじょう)は
兵庫県明石市明石公園にある城です。
明石城はどんな城だったのか?
誰が建てたものなのか?
この記事では
明石城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく解説していきます。
目次
明石城の歴史について
明石城の歴史は江戸時代にまで遡ります。
1617年、小笠原忠真が
信濃松本より明石に国替えとなります。
そして現在の明石城より
南西約1kmの所に位置する
船上城に入ったことが明石藩の始まりです。
現在の明石城は、1618年、
第2代将軍徳川秀忠が小笠原忠真に
新城の築城を命じた為に造営、翌年に完成します。
1619年、小笠原忠真が
明石城の城主となります。
明石城は、今から400年前の1619年(元和5年)に、初代明石藩主小笠原忠政(後の忠真)が外様大名の多い西国の備えとして、徳川幕府2代将軍秀忠から命じられ築城されました。本丸跡に建つ巽櫓・坤櫓は日本に12基しか現存していない三重櫓のうちのふたつで、国の重要文化財に指定されています。
引用:明石城 公式ウェブサイト
その後約250年続いた明石城ですが、
明治維新に伴い、
1873年に廃城令が出された為、
明石城も廃城が決定します。
1881年、
明石城の象徴でもあった
櫓の解体が決定されます。
しかし不服とする明石郡の人たちが
明石城跡と櫓を保存して公園として
公開することを目的に土地の借用を国に願い出ます。
地元有志によって国から借地して
民営明石公園として開設します。
その後この地は皇室の御料地となり
1918年に兵庫県が御料地を借り受け
県立明石公園として開園。
1932年、
兵庫県が御料地の全域を買い受けて
現在の明石公園の区域を開園しました。
明石城の観光での見どころは?観光前に要チェック!
ここでは
明石城の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
巽櫓(たつみやぐら)【明石城の見どころ】
明石城跡には
巽櫓(たつみやぐら)が現存しています。
巽櫓は本丸の南東端に3層で
築かれています。
巽櫓は戦国時代に築かれた船上城から
移築されたものといわれています。
坤櫓(ひつじさるやぐら)【明石城の見どころ】
坤櫓は、天守閣が造られなかった
明石城では最大の規模を持つ櫓です。
天守台のすぐ南にあり、
天守閣を担う役割を
果たしたと考えられています。
巽櫓と棟の方向がまったく異なり、
戦国時代に築かれた伏見城から
移城されたものと考えられています。
武蔵の庭園【明石城の見どころ】
明石公園内には
宮本武蔵の庭園もあります。
剣豪・宮本武蔵が明石城内に
造ったとされる庭園、樹木屋敷が
明石公園内に復元されています。
明石城主・小笠原忠真に伝わる
古文書「清流話」に基づいて
2004年に完成しました。
お茶屋、四阿(あずまや)も楽しめます。
最後に
この記事では
明石城の歴史や城主、
観光での見どころについても
簡単に分かりやすく解説しました。
日本のお城の歴史や城主に興味のある方や
これから観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。