ビール発祥の地はどこ?【ビールの起源や歴史をわかりやすく解説】

みなさん、ビールはお好きですか?

あのほろ苦さとシュワッとする
のど越しの良さが私は大好きです♪笑

乾杯の飲み物といえば「ビール!」
と定番化されており、日本人の飲み会の席には欠かせません。

そんな親しまれているビールではありますが、
ビール発祥の地やいつ頃から飲まれているのかご存知ですか?

この記事では、
ビール発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。

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目次

ビール発祥の地はどこ?【ビールの起源について】

ビール発祥の地はメソポタミアで
現在でいうとイラク地方にあたります。

放置してあった麦の粥の中に
偶然酵母が入り込み、
自然発酵したのがビールの起源です。

人類最初の文明とされる
メソポタミアに興ったシュメール文明の頃、
既にビールが飲まれていました。

「モニュマン・ブルー」という粘土の板碑には
当時のビールの作り方が描かれており、
これがビール最古の記録とされています。

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ビールの歴史

ビールの歴史は非常に長く、
紀元前4000年以上前まで遡るとされています。

古代【ビールの歴史】

ビール最古の記録としては紀元前3000年頃、
人類が農耕生活を始めた時代には存在していました。

ビールは偶然できたことが始まりですが、
安全で栄養価が高い飲み物として
直に作られるようになっていきます。

麦芽パンを砕いて水を加え、自然発酵させる製法であったそうです。

また、
ビール発祥の地はメソポタミアですが、
同時期の紀元前3000年頃にはエジプトでも飲用されていました。

中世【ビールの歴史】

5世紀以降の中世になるとヨーロッパでは
修道院でビールが盛んに作られるようになりました。

醸造知識のある修道士や僧侶たちは
香味剤グルートを使った上質なビールを作り、
栄養補給や医療にも利用していたそうです。
(※グルートは、アニス、ハッカ、クローブ、ヨモギ、ホップといったハーブ類を調合したもの)

11世紀後半になるとグルートの中でも
「ホップ」を使用すると質がよくなることがわかりました。
こうして品質が向上したことで醸造量も増え、
一般の人々にも広まっていきました。

そして、
14世紀から15世紀にかけて
民間でもビール作りが行われるようになります。

近代【ビールの歴史】

19世紀中頃になると
フランスの細菌学者パスツールによって
アルコール発酵は酵母の働きによるものだとわかります。

そして、低温加熱殺菌法の発明し、
長期保存を可能にさせました。
(※低温加熱殺菌法とは、食品を60〜85℃の低温で殺菌する方法)

また、
1875年にドイツのリンデが冷却機の発明し、
1883年にはデンマークのハンゼンが
酵母の純粋培養法を確立させます。
(※純粋培養法とは、優秀な酵母だけを分離できる方法)

これによって下面発酵ビールが
時期を問わず造れるようになり、
世界の主流ビールとして市場へ拡大していきました。
(※下面発酵ビールは低温で発酵する酵母で、現代飲まれる一般的なビール)

日本のビールの歴史

日本のビールの歴史が始まったのは
江戸時代の初期の頃だとされています。

江戸時代【ビールの歴史】

1613年、イギリス船の積荷の中に
ビールがあったのが最古の記録だとされています。

しかし、ビールに関する記録はしばらくなく、
初めてビールの味を記述した資料が残っているのは1724年のことです。

18世紀後半に
ようやくオランダからビールがもたらされ、
蘭学者たちがビールの試飲や試作をしたといわれています。

明治時代【ビールの歴史】

明治時代初期の1869年には、
アメリカ人とドイツ人によって
日本で最初のビール醸造所が横浜の外国人居留地に設立されました。

1872年になると日本人として初めて
本格的なビール醸造と販売が大阪で開始されます。

そして、サッポロビールを始め、
現在まで受け継がれるビールメーカーが
この時代に次々と誕生していきました。

現代【ビールの歴史】

日本でビールの消費量が増えていったのは、
1955年以降の高度成長期に入ってからです。

ビールはお店で飲むのが一般的でしたが、
家庭に冷蔵庫が普及され始めたことで
家で手軽に飲めるアルコール飲料として浸透しました。

そして、現代では多様化が進み、
ビールと呼ばれる生ビールに加えて、
地ビール、発泡酒、第3のビールなど
さまざまな種類のビールが存在しています。

最後に

この記事では
ビール発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。

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