餃子といえばどんな餃子を思い浮かべますか?
焼き餃子?水餃子?揚げ餃子?蒸し餃子?
やっぱり日本人は「焼き餃子」が主流ですよね♪
そんな餃子はどこが発祥の地で
いつ頃から食べられているのでしょうか?
この記事では、
餃子(ぎょうざ)発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。
餃子(ぎょうざ)発祥の地はどこ?【餃子の起源について】
餃子発祥の地は中国です。
しかし、中国では水餃子が一般的で
焼き餃子はあまり食べられません。
焼き餃子は日本が発祥の地とされています。
焼き餃子の起源となったのは時間が経ち、
傷んだ水餃子を捨てるのはもったいないと
焼いて食べたのが始まりなんだそうです。
餃子(ぎょうざ)の歴史
餃子の歴史は紀元前から始まっていたとされています。
中国で小麦の栽培が開始されたのが
紀元前5000年頃でした。
そして、紀元前3000年頃には
小麦粉の皮で具を包み加熱した食べ物が
古代メソポタミア文明の遺跡から見つかっています。
紀元前206~220年の漢代の頃には
小麦食が一般化していたとされ、
点心が食べられるようになりました。
しかし、地域によって餃子の食べ方は違ったそうです。
北の地域では米が取れにくかったため、
厚い生地の水餃子を主食として毎日食べていました。
一方、南の地域では
小さな蒸し餃子や小餃子(スープ餃子)を
軽食やおやつとして食べるのが一般的だったようです。
餃子の形の由来【餃子の歴史】
餃子がどうして
あのような独特の形をしているのかは
中国で使われていた貨幣が半円形だったことに由来します。
中国では正月料理としても餃子が食べられ、
福を呼び込む縁起の良い形を象るために
お金の形を真似て作りました。
また、
餃子の皮のヒダを作るのも理由があり
貨幣の形により近づけるためにヒダつけ
形を整えているんだそうです。
日本の餃子「焼き餃子」【餃子の歴史】
日本で餃子が食べられたのは江戸時代の頃で
徳川光圀が最初だったと伝えられています。
明治時代までには
餃子を出す中華料理店はあったものの、
庶民が口にすることはほとんどありませんでした。
餃子が普及され始めたのが戦後以降のことです。
中国に渡っていた日本兵が満州で食べた餃子を
故郷の宇都宮に戻った際にその味を再現したことで広まります。
また、同じ時期に
日本国内に中華街が出来始めたことで
色々な種類の餃子が日本に伝わり、
各地方で独自の餃子が生み出されるようになりました。
もともと中国では茹でた水餃子の残りを
焼いて食べるのが焼き餃子でしたが、
日本では生餃子をそのまま焼いて食べる方法が定着していきます。
他にも餃子の餡の中にニンニクが入れたり、
つけだれにラー油を入れるのも日本で考案されたものです。
こうして日本独自に開発された焼き餃子は
ご飯のおかずとしてやラーメンのお供、
お酒のおつまみにもなくてはならない存在になりました。
最後に
この記事では
餃子(ぎょうざ)発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。