玉ねぎを切ると
涙が出てきますよね。
涙が出るのは
玉ねぎに「硫化アリル」という
物質が含まれているからなんです。
具体的に玉ねぎに
含まれる栄養は
どのようなものがあるのでしょうか。
この記事では
玉ねぎのタンパク質含有量や
玉ねぎの栄養価、効果や効能も紹介していきます。
玉ねぎのタンパク質含有量
玉ねぎ100gあたりの
タンパク質含有量は約1gです。
玉ねぎ1個は約170g程なので
玉ねぎ1個の
タンパク質含有量は約1.7gです。
また、
玉ねぎは植物性タンパク質です。
玉ねぎ自体にタンパク質は
ほとんど含まれていません。
しかし、玉ねぎには、
タンパク質をより吸収しやすくする
ビタミンB6が多く含まれています。
そのため、お肉や魚などの
良質なタンパク質を含む食品と
一緒に玉ねぎを食べると
より体内でアミノ酸が生成されやすくなります。
玉ねぎの栄養価
玉ねぎに含まれる
主な栄養成分は以下の通りです。
- ビタミンB6
- ビタミンB1
- 硫化アリル
- ケルセチン
- ビタミンC
玉ねぎには、タンパク質や
無機質、炭水化物などの
五大栄養素はほとんど含まれていません。
しかし、玉ねぎには
硫化アリルやケルセチンという
他の食品には含まれにくい栄養素が
豊富に含まれています。
玉ねぎの調理法
玉ねぎは調理法によって
栄養成分に変化があるんです。
まず、生の玉ねぎには
硫化プロピルという成分が
含まれています。
これが、空気に触れて酸化すると
トリスルフィドに変化します。
さらに、長時間の加熱で
セパエンへと変化します。
これらの成分によって
どのような違いが出るかを
以下で説明します。
生の玉ねぎ(硫化プロピル)の効果
生の玉ねぎによって
得られる効果は以下の物が挙げられます。
- 血糖値上昇の抑制
- ビタミンB1の吸収率アップ
硫化プロピルは、
生の玉ねぎを食べたときに
感じる辛み成分です。
また、硫化プロピルは水溶性なので
水に長時間さらすと流れ出てしまいます。
そのため、硫化プロピルを
より多く摂取するには
辛い状態の玉ねぎを食べるべきなんです。
ただし、かなり辛いので、
辛いのが苦手な方は、
加熱して食べることをおすすめします。
加熱した玉ねぎ(セパエン)の効果
加熱した玉ねぎによって
得られる効果は以下の物が
挙げられます。
- 甘み成分が加わる
- 中性脂肪の減少
- コレステロール値の減少
加熱することにより、
甘みが強くなるだけでなく
旨み成分であるグルタミン酸も出てきます。
特に、玉ねぎは「炒める」のが
効果的といわれています。
玉ねぎを美味しく食べたい方は、
炒めて食べることをおすすめします。
玉ねぎの効果や効能
玉ねぎに含まれる栄養成分から
得られる健康効果や効能は
以下の物が挙げられます。
- 動脈硬化の予防
- 血栓の予防
- 利尿作用
- 発汗作用
- 抗酸化作用
- 悪玉コレステロールの減少
- 肥満の防止
- 血行の改善
- 疲労回復
- 新陳代謝を活発化
玉ねぎに豊富に含まれている
硫化アリルやケルセチンは、
血管系の病気を防ぐ作用があります。
ぜひ、肉や魚と一緒に食べて
バランス良く栄養を摂取しましょう。
まとめ
この記事では
玉ねぎのタンパク質含有量や
玉ねぎの栄養価、効果や効能もまとめました。