ラムネ発祥の地はどこ?【ラムネの起源や歴史をわかりやすく解説】

ラムネを飲んだことはありますか?

今の大人世代は
大抵の人が飲んだことがあるのではないでしょうか。

しかし、近頃ではラムネを見かけることが少なくなりました。

ラムネはいつ頃から飲まれ、
どのようにして誕生したのでしょうか?

この記事では、
ラムネ発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。

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目次

ラムネ発祥の地はどこ?【ラムネの起源について】

ラムネ発祥の地は日本です。

ラムネの起源になったものは
レモネードだといわれています。

アメリカからペリー提督が来航した際、
飲料水の一部として艦に「炭酸レモネード」を積んでいたそうです。

それを幕府の役人たちに振る舞ったのが最初でした。

このとき、
ラムネの栓を開けた「ポンッ」という音に
役人たちは銃声と勘違いして、
思わず刀に手をかけたというエピソードが伝えられています。

そのことから、
「ポン水」や「鉄砲水」などと呼ばれていたそうです。

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ラムネの歴史

日本に炭酸飲料がもたらされたのは
江戸時代が終わる頃、アメリカより伝わりました。

ここからどのようにして
ラムネの歴史が始まっていくのか
時代に分けて紹介していきます。

江戸時代【ラムネの歴史】

江戸時代後期の1853年、
海外文化の窓口として発展していた長崎県へ
炭酸レモネードが伝わりました。

このとき、
コルク栓をしたきゅうりびんに入る炭酸飲料は
日本人にとって初めてのものでした。

その後の1865年に
日本でも初めてレモネードが作られると
「レモンの水」の名で製造販売が長崎県で開始されます。

しかし、その名はあまり広まらず、
レモネードが訛った「ラムネ」にしたところ
次第にラムネという名前が浸透していきました。

明治時代【ラムネの歴史】

ラムネは江戸時代後期から
明治時代初期のころはコルク栓が主流でした。

しかし、コルクは高価な上に
炭酸が抜けやすいという短所がありました。

そこで明治時代の中頃より
ビー玉栓の瓶が登場し始めます。

元々は
1872年にイギリスで発明されたもので、
翌年にはアメリカで特許が取られました。

その特許権が切れた1888年に
大阪の徳永玉吉氏が研究・開発をし、
日本でもビー玉栓の瓶が作られるようになります。

独自に改良が加えた国産のビンは
輸出元であったイギリス人が驚くほど良い出来だったそうです。

以降日本でも爆発的な勢いで広まっていき、
炭酸が抜けにくいビー玉栓の瓶が主流になっていきました。

昭和時代から現在【ラムネの歴史】

昭和初期になると
ラムネ以外にも多くの清涼飲料が登場し、
日本人の食生活には欠かせないものとなっていきました。

なかでもラムネは
気軽に喉を潤せる庶民の飲み物として親しまれます。

やがて昭和の中頃の1953年には
ラムネの生産がピークを迎えました。

その生産量は当時の全国の炭酸飲料の
約半数を占めていたそうです。

しかしその後、
外資系飲料の到来を機に、
容器も缶や瓶、ペットボトルなどの
飲料へと移り変わっていきました。

現在のラムネの生産量は
最盛期の5分の1程度と減少しましたが、
夏の定番飲料として根強い人気があります。

日本で生まれたこのラムネを
ビー玉栓の瓶のままの形で
後世へ残してもらいたいですね。

最後に

この記事では
ラムネ発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。

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