鹿児島城(鶴丸城)ってどんな城?城主は誰?【鹿児島城の歴史や、観光での見どころをわかりやすく解説】
鹿児島城(かごしまじょう)は
鹿児島県鹿児島市城山町にあったお城です。
かつては「鶴丸城」と呼ばれ、
今でも地元の方たちには
その名で親しまれています。
鹿児島城はどんなお城だったのか?
鹿児島城の城主は誰だったのか?
この記事では
鹿児島城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
分かりやすく解説していきます。
目次
鹿児島城(鶴丸城)の歴史について
鹿児島城(鶴丸城)の歴史をたどると
安土桃山時代や江戸時代にまで遡ります。
関ヶ原の戦いの後、
1601年に島津義弘の子である
島津家久(忠恒)が築城を開始します。
1602年、島津家久は
鹿児島城の城主となります。
鹿児島城は、天守閣をもたない平山城で
本丸と二の丸だけという小規模な城でした。
これは幕府に考慮して恭順の意を
示す為だったとも考えられています。
その後、鹿児島城はおよそ270年もの間
島津氏の居城として利用されます。
しかし鹿児島は災害の多き地域かつ
南国でもあったことから
シロアリ被害が多かったり、何度も
焼失、倒壊することもあったようです。
その都度建て替えが行われましたが、
1874年に焼失した後は再建されずに
石垣・堀・大手橋を残すのみとなります。
1901年以降、跡地は
第七高等学校造士館の校地として
利用され、戦後は大学教室が建立。
現在は、本丸跡に
鹿児島県歴史資料センター黎明館、
二の丸跡には鹿児島県立図書館、
鹿児島市立美術館、鹿児島県立博物館などが建っています。
鹿児島城の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでが
鹿児島城の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
鹿児島(鶴丸)城跡【鹿児島城の見どころ】
現在、鹿児島(鶴丸)城跡には
石垣がほぼ完全な形で残されています。
春には、跡地の周辺に桜が咲き、
歴史ある石垣と桜の風景は趣があり、おすすめです。
鹿児島県歴史資料センター黎明館【鹿児島城の見どころ】
鹿児島(鶴丸)城の本丸跡地には
鹿児島県歴史資料センター黎明館が
建てられています。
この場所には、鹿児島の歴史民俗や
文化遺産に関する展示や研究などが
行われており、15万5000点もの
貴重な文化遺産が収蔵されています。
展示されているのは3000点程あり、
1階の鹿児島コーナーは大規模型で
原始から近現代までの時代の象徴的な
施設や街並みなどを4区分に分けて展示しています。
また、黎明館前庭には
篤姫の像が立っています。
城山【鹿児島城の見どころ】
城山展望台は、
桜島や鹿児島市街を一望できるスポットです。
また、この地の歴史は古く
大正天皇が皇太子の時代に、
市街地をご観覧する為に
設置されたのが始まりといわれています。
天気が良ければ
霧山連山や指宿の開聞岳も眺めることができます。
最後に
鹿児島城の歴史や城主、
観光での見どころについても
なるべく分かりやすく解説しました。
日本のお城の歴史や城主に興味のある方や
鹿児島城に観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。