松江城(まつえじょう)は
島根県松江市殿町に築かれたお城です。
松江城はどんなお城なのか?
松江城の城主は誰であったのか?
この記事では
松江城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
分かりやすく解説していきます。
松江城の歴史をわかりやすく簡単に解説
松江城の歴史は
江戸時代にまで遡ります。
1600年の関ヶ原の戦い後、
堀尾吉晴が出雲の隠岐両国を拝領した
子・忠氏と共に月山富田城に入ります。
※拝領(はいりょう):目上の人から物をいただくこと
運送などが不便な場所だった為、
場所を移し松江城の築城を始めます。
5年の歳月がかかって、松江城が完成。
1611年、堀尾吉晴が
松江城の城主となります。
堀尾吉晴の紹介文
↓
慶長5年(1600年)の関ヶ原合戦の後、出雲・隠岐両国を拝領した子の忠氏と共に、遠江国浜松(静岡県)から月山富田城(広瀬)に入ったが、松江の将来性に着目して城地を移した。豊臣秀吉、徳川家康と二人の天下人に仕え、豊臣政権下では三中老の一人として功績を残している。城普請の名人であり、孫の忠晴を助け松江城と城下町を建設し、現在の松江市の礎を築いた。
その後の松江城の城主は
京極氏、松平氏とかわります。
以降、松平氏の十代に渡る治世が明治維新まで続きます。
時代は明治時代へと移り、
廃藩置県や廃城令に伴い、
松江城は廃城となります。
松江城内の建物は全部壊されますが
天守閣だけは有志によって保存されます。
その後公園としてお城も解放され、
1934年に史跡に指定されます。
そして1950年に天守閣が
重要文化財に指定されます。
その後、5年かけて
天守の解体修理を行ったり、
本丸一ノ門、南多聞の一部を復元。
千鳥橋や旧眼鏡橋なども復元し、
昔の松江城の状態に近づけています。
2007年には
「松江城開府400年祭」が行われ、
2015年に天守閣が国宝に指定されました。
松江城の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
松江城の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
天守閣【松江城の見どころ】
松江城の一番の見どころは
やはり天守閣です。
天守が国宝指定されているのは、
日本全国で松江城を含めて5城のみです。
■国宝天守がある5つお城
天守閣は望楼様式を加えた
複合天守閣で、外観5層、内部は6階です。
城内も見学ができて、最上階からは
松江城付近の景色も楽しめます。
石垣【松江城の見どころ】
松江城の石垣には
刻印が刻まれたものが多く存在してあり
これは築城に携わった家臣たちが
刻んだともいわれています。
400年を経て、その堅牢な石垣は
昔の建築技術の高さが分かります。
また、石垣の中にハート型の石垣があり、
それを見つけると幸せが訪れるといわれています。
ぜひ探してみてくださいね。
松江城山公園【松江城の見どころ】
松江城山公園は、お城だけでなく
春には桜を楽しむことができます。
また、松江山城山公園は
「日本さくら名所100選」に選ばれています。
春に松江城へ訪れた際は
ぜひお城と一緒に桜もお楽しみください。
桜の例年の見ごろは
3月下旬から4月上旬です。
年によって異なるので、
ぜひチェックしてください。
最後に
この記事では
松江城(まつえじょう)の歴史や城主、
観光での見どころについても
なるべくわかりやすく解説しました。
日本のお城の歴史に興味のある方や
これから松江城を観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。