妊婦が生卵(なまたまご)を食べると危険?【妊娠中の食べ物の注意点】
「妊婦です。卵かけご飯を食べたいです。」
「妊娠中に生卵を食べると、危険なのでしょうか?」
日本では、普段から食べられている
”生卵(なまたまご)”は、妊娠中に食べても
体に悪い影響などはないのでしょうか?
この記事では
妊婦さんが生卵を食べると危険なのか?
妊娠中に生卵を食べる時の注意点についても
なるべくわかりやすく簡単に解説していきます。
妊婦は生卵(なまたまご)を食べると危険?
「卵かけご飯が大好き!」
「生卵をすき焼きにつけて食べたい!」
そんな言葉を心で叫ぶ
生卵好きの妊婦さんもいるかもしれません。
しかし!妊娠中に生卵を食べると
お腹の子どもに害を及ぼす可能性がある。
なので基本的に、妊婦さんが
生卵を食べることはおすすめしません。
妊婦に生卵(なまたまご)をオススメしない理由とは?
なぜ妊娠中の期間は
生卵を控えた方が良いのか?
その理由は
食中毒の危険性があるからです。
生卵を食べると、サルモネラ菌という
食中毒を引き起こす危険があるのです。
妊娠している場合だと、
免疫力が低下していることもあり、
食中毒に感染しやすいと言われています。
サルモネラ菌が胎盤を通じて
胎児に感染することはありません。
しかし、妊婦さん自身が腹痛や嘔吐、
下痢、39℃以上の発熱などの症状に襲われます。
また、脱水症状を引き起こしてしまったり
食事ができないことで栄養不足が懸念されます。
そうなると胎児への栄養も不足して
発達にも弊害が出てしまったり、
子宮が収縮する…
というリスクも高まってきます。
妊娠中の食中毒は特に避けたいもの。
サルモネラ菌は75℃以上の温度で
1分以上加熱すると死滅します。
また高温の場所に卵を保存しておくと
サルモネラ菌は増殖するので、
卵を買ったらすみやかに冷蔵庫い入れましょう。
妊婦が避けたい卵料理とは?【妊娠中に生卵は危険?】
卵による食中毒が起きやすいと
されている卵料理は次のものです。
- オムレツ
- だし巻き卵
- 洋菓子
- 親子丼
- 卵焼き
- 自家製のマヨネーズ
例えば、トロッと半熟状態のオムレツは
サルモネラ菌が死滅していない可能性があります。
卵の半熟状態はおいしいですが、
とにかく中まで火を通すことを
意識して調理することが大切です。
また温泉卵は、
65℃前後のお湯に30分以上つけて
作るものなので、サルモネラ菌は
死滅していると考えられています。
関連:妊娠中に温泉たまごを食べると危険なの!?【妊婦さん必見】
ただ、65℃前後のお湯につけているとはいえ
卵の内部までその温度が届いていない場合は
サルモネラ菌が死滅しているとは言い切れません。
生卵に比べると、お温泉卵は
サルモネラ菌のリスクは低いですが
絶対安全とは保障できないので、注意してください。
最後に
妊婦さんが生卵を食べると危険なのか、
妊娠中に生卵を食べる時の注意点なども
なるべくわかりやすく解説していきました。
サルモネラ菌を心配し過ぎて
卵を食べない方がいいかも…と思った
妊婦さんもいるかもしれません。
しかし、忘れないでほしいことは
卵はとても栄養価が高いということ。
一日2個までを目安に、しっかりと
中まで加熱してきちんと栄養を摂りましょう♪
この記事が少しでも
妊婦さんたちのお役にたてばうれしいです(*^^*)