妊婦が烏龍茶を飲むと危険?【妊娠中の飲み物(お茶)の注意点】
「妊娠中って烏龍茶は飲んでいいの?」
「妊婦が烏龍茶を飲むと危険なことってある?」
お茶の一種である
”烏龍茶(ウーロン茶)”は、妊娠中に
飲んでも影響はないのでしょうか?
この記事では
妊婦が烏龍茶を飲むと危険なのか?
妊娠中に烏龍茶を飲む時の注意点や
母体に安全な正しい飲み方についても
なるべくわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦が烏龍茶を飲むと危険?
結論から言います。
妊婦は烏龍茶を少量飲むならOKです!
じつは烏龍茶には様々な栄養素が含まれています。
- ビタミンB2
- ビタミンb9(葉酸)
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- カリウム
- カフェイン
- カテキン
- ポリフェノール
烏龍茶には美肌効果や抗酸化作用があり
女性にはうれしい成分が含まれています♪
「普段の生活で当たり前に飲んでいる」
そういう妊婦さんも多いかもしれません。
しかし、妊娠中に烏龍茶を飲むときは
意識しないと危険な注意点があります。
↓
妊婦が烏龍茶を飲むときの注意点
妊婦さんが烏龍茶を飲むときの注意点は
カフェインとカテキンの過剰摂取です。
- カフェインの過剰摂取のリスク
- カテキンの過剰摂取のリスク
妊婦のカフェイン過剰摂取に注意!【妊娠中に烏龍茶を飲む注意点】
あまり意識してない人も多い印象ですが
ウーロン茶にはカフェインが含まれています。
※烏龍茶のカフェイン量:200mlあたり約40mg
厚生労働省では
妊娠中のカフェインの過剰摂取は、
胎児への影響は確定してはいないものの
妊婦さんの一日のカフェイン摂取量を
200mgまでと注意喚起しています。
○英国食品基準庁(FSA)
2008( 平成20)年に、妊婦のカフェイン摂取に関して新たな助言を公表しています。妊婦がカフェインを摂り過ぎることにより、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとし、以前は300 mg を上限とすることが望ましいとしていましたが、新たな助言においては、妊娠した女性に対して一日当たりのカフェイン摂取量を200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)、に制限するよう求めています。また、高濃度のカフェインは自然流産を引き起こす可能性があることを示す証拠があるとしています。
出典:食品に含まれるカフェインの過剰摂取について(厚生労働省)
烏龍茶はコーヒーやコーラなどと
比べるとカフェインは微量といえますね。
しかし、妊娠中に何も知らずに
毎日烏龍茶だけを飲み続けていると
カフェインの過剰摂取となってしまいます。
烏龍茶が大好き!という妊婦さんは
せいぜい一日2杯までにおさえて、
カフェインの多いコーヒーとの
併用などは控えた方が良いでしょう。
妊婦のカテキン過剰摂取に注意!【妊娠中に烏龍茶を飲む注意点】
烏龍茶には、もうひとつ
「カテキン」という成分が含まれています。
なぜ妊娠中、カテキンの過剰摂取に注意が必要なのか。
このカテキンは、殺菌作用や
抗酸化作用があったりするのですが、
胎児の成長に不可欠な葉酸の働きを阻害する作用があるのです。
葉酸(ビタミンB9)は、
サプリで飲むことが薦められるくらい
妊婦さんにとっては大切な栄養素です。
せっかく赤ちゃんのために葉酸を摂っても、
烏龍茶(ウーロン茶)を飲んで葉酸の働きが
阻害されるのはもったいないですよね。
【妊娠中の葉酸の食事摂取基準】
葉酸 | 18~29(歳) | 30~49(歳) |
妊娠初期 | 640㎍(240+400) | 640㎍(240+400) |
妊娠中期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
妊娠後期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
※妊娠初期(〜13週6日)、妊娠中期(14週0日〜27週6日)、妊娠後期(28週0日〜)
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ビタミン」(厚生労働省)
最後に
妊婦が烏龍茶を飲むと危険なのか?
妊娠中に烏龍茶を飲む時の注意点や
母体に安全な正しい飲み方についても
なるべくわかりやすく解説していきました。
豆知識ですが、烏龍茶の名前は
茶葉が鳥の羽のように黒褐色で
龍のように曲がりくねった形を
しているから名付けられたそうですよ!
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!