妊婦がこんにゃくを食べると危険?【妊娠中の食事の注意点】
「妊娠中はコンニャクを食べていいの?」
「妊婦がこんにゃくを食べるとどんな効果がある?」
ヘルシーで腹持ちの良い食品として有名な
「こんにゃく」は、妊娠中に食べると
お腹の赤ちゃんに影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦がこんにゃくを食べると危険なのか?
妊娠中にこんにゃくを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべく簡単に分かりやすく解説していきます。
妊婦がこんにゃくを食べると危険?
結論から言いますと
妊婦はこんにゃくを食べてOKです!
妊娠中にこんにゃくを食べたとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
むしろこんにゃくは、妊娠中に必要な
栄養素を含んだ素敵な食べ物といえます。
こんにゃくには、次のような栄養素が豊富に含まれています。
- 食物繊維
- カルシウム
こんにゃくの主成分は
「グルコマンナン」という水溶性食物繊維です。
食物繊維には水分を吸収する性質があり、
消化管内で水分を大量に含んで粘り気のある
ゲルを作り出します。
このゲルが腸内の食物を粘着させて、
体外へと排出する働きをしているんです。
そのため、便秘になりがちな妊婦がこんにゃくを食べることで便秘の予防や改善につながります。
さらにこんにゃくは低カロリーでもあるので、体重の増加に気をつけなければならない妊婦にはぜひ食べて頂きたい食材といえます!
妊婦がこんにゃくゼリーを食べても大丈夫?
最近では「こんにゃくゼリー」も
色々なお店で売られています。
妊婦がこんにゃくゼリーを食べても問題ありません。
何より持ち運びが簡単で、
気軽に食べられることが魅力ですよね♪
間食にこんにゃくゼリーを食べることで
スナック菓子などを食べるよりも
腹持ちがよく食物繊維も摂れるのでオススメです。
ただしこんにゃくに比べるとカロリーや糖質が高いので、妊娠中は食べ過ぎないように注意しましょう。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+妊婦のエネルギー付加量(kcal/日)として求められる。
■18~29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,050kcal(2,000+50)
- 妊娠中期:2,250kcal(2,000+250)
- 妊娠後期:2,450kcal(2,000+450)
■30~49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,100kcal(2,050+50)
- 妊娠中期:2,300kcal(2,050+250)
- 妊娠後期:2,500kcal(2,050+450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
妊婦がこんにゃくを食べる時の注意点
妊婦がこんにゃくを食べる時には
食べ過ぎに注意しましょう。
こんにゃくに含まれる食物繊維は、
食べ過ぎると便の量が増えてしまいます。
その結果、かえって便秘になることが。
またこんにゃくは消化しにくいため
妊娠後期に食べ過ぎると胃もたれのように感じる人も多くなります。
妊娠中にこんにゃくを食べる時には
1日250gまでを上限の目安としましょう。
こんにゃくを1日1kg以上食べ続けると、妊娠中に限らず腸閉塞になるリスクが高まるそうです。
1日1kgも食べる妊婦はなかなかいないとは思いますが、注意しましょう。
最後に
妊婦がこんにゃくを食べると危険なのか、
妊娠中にこんにゃくを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべく分かりやすく解説していきました。
ダイエット効果もあるコンニャクは、
妊娠初期の食べづわりにもオススメです♪
普段の料理だけでなく、間食には
こんにゃくゼリーを摂り入れるなど
ヘルシーなこんにゃくをぜひ食べてみてください。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!