妊婦がチョコレート🍫を食べると危険?【妊娠中の食べ物の注意点】
「チョコレートって妊婦は食べちゃダメなの?」
「妊娠中にチョコを食べる注意点って何?」
「チョコレート」は、妊娠中に食べると
お腹の赤ちゃんに影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦がチョコレートを食べると危険なのか?
妊娠中にチョコレートを食べる時の注意点も
なるべく簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦がチョコレートを食べても大丈夫?
結論から言います。
妊婦さんはチョコレートを食べてOKです!
チョコレートを食べると、
胎児に悪影響があるのではないか?
そう心配している妊婦さんも多いようです。
安心してください。
注意点などをしっかり守れば
妊娠中でもチョコを食べることができます。
妊娠中にチョコを食べたからと言って
直接赤ちゃんへ影響を与えることは
ほぼないといっても過言ではありません。
※注意点は後半で詳しく解説しています。
カカオにはうれしい成分も♪【妊婦がチョコレートを食べても大丈夫?】
妊娠中のチョコレートって
悪いイメージが強いかもしれませんが、
チョコを食べると逆にメリットがあります。
なぜなら、チョコレートに含まれる
カカオの効能や効果が素晴らしいからです。
関連:チョコレートの効能をわかりやすく徹底解説【どんな効果が期待できる?】
カカオに含まれるポリフェノールには
血糖値の上昇を抑制する働きがあります。
そのためチョコは少し口にするだけで
満腹中枢を満足させてくれるのです♪
また精神鎮静作用もあり、
ストレスを緩和してリラックス効果に
つなげてくれるという報告も!
妊婦さんがチョコを食べる時は
カカオの含有量が多く、甘味は少なめの
ものを食べるのがオススメです♪
妊婦がチョコレートを食べる時の注意点
妊婦さんがチョコレートを食べる時は
次のことに気をつけましょう。
- カフェインの過剰摂取
- 体重の増加
- 妊娠高血圧症候群
これらの注意点について以下で解説していきます。
カフェインの過剰摂取【妊婦がチョコレートを食べる時の注意点】
妊婦さんがチョコレートを食べる時は
カフェインの過剰摂取に注意しましょう。
知らない人も多いのですが、
チョコの原材料であるカカオマスには
カフェインが含まれています。
一般的なチョコレート100gには
約30mgのカフェインが含まれています。
カカオ含有量が70%以上の
チョコレート100gには約68~120mgの
カフェインが含まれているそうです。
妊娠中、1日のカフェイン摂取量の
上限は200~300mgと言われています。
※実は国によって上限が異なります。
心配な方は一日200mgを上限にしましょう。
○英国食品基準庁(FSA)
2008( 平成20)年に、妊婦のカフェイン摂取に関して新たな助言を公表しています。妊婦がカフェインを摂り過ぎることにより、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとし、以前は300 mg を上限とすることが望ましいとしていましたが、新たな助言においては、妊娠した女性に対して一日当たりのカフェイン摂取量を200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)、に制限するよう求めています。また、高濃度のカフェインは自然流産を引き起こす可能性があることを示す証拠があるとしています。
出典:食品に含まれるカフェインの過剰摂取について(厚生労働省)
チョコレートを適量食べる分には
カフェインの過剰摂取にはなりません。
しかしコーヒーや紅茶、緑茶などを飲む人は
チョコの摂取量にも気をつける必要があります。
体重の増加【妊婦がチョコレートを食べる時の注意点】
妊婦さんがチョコレートを食べる時は
体重の増加に気をつけましょう。
その点では、妊娠中にチョコを食べる際は
1日50gを目安にすると良いと考えられます。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+妊婦のエネルギー付加量(kcal/日)として求められる。
■18~29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,050kcal(2,000+50)
- 妊娠中期:2,250kcal(2,000+250)
- 妊娠後期:2,450kcal(2,000+450)
■30~49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,100kcal(2,050+50)
- 妊娠中期:2,300kcal(2,050+250)
- 妊娠後期:2,500kcal(2,050+450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
妊娠高血圧症候群【妊婦がチョコレートを食べる時の注意点】
妊婦さんがチョコレートを食べる時は
妊娠高血圧症候群に注意が必要です。
甘いチョコをたくさん食べ続けると
妊娠糖尿病など、妊娠中になりやすい
病気を引き起こすリスクが高まります。
また甘いチョコレートは、きちんと
歯のケアをしないと虫歯の原因になることも。
最後に
妊婦がチョコレートを食べると危険なのか
妊娠中にチョコレートを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!