島津久光ってどんな人?何をした人?【わかりやすく簡単な言葉で解説】

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島津斉彬 (シリーズ・実像に迫る11)

 

島津久光(しまづひさみつ)
江戸時代末期から明治時代初期までを生きた政治家です。

誕生時期:1817年12月2日
死亡時期:1887年12月6日

 

 

島津久光とはどんな人だったのか?
何をした人だったのか?などなど
島津久光について
この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説していきます。

 

島津久光ってどんな人?

島津久光=幕末政治の焦点 (講談社選書メチエ)

島津久光の誕生日

島津久光(しまづ ひさみつ)は
1817年12月2日(文化14年10月24日)
薩摩国鹿児島郡(現在の鹿児島県)
薩摩藩10代藩主である島津斉興(なりおき)
五男として誕生します。

 

異母兄に薩摩藩11代藩主島津斉彬がいます。

 

西洋学を好んだ兄の島津斉彬とは違って、
儒教や国学に通じていたようです。

 

島津久光とお由良騒動

 

島津久光の生母であるお由良の方による
お由良騒動」が起こります。

これは、薩摩藩主の島津業興の
跡継ぎを巡って起きたお家騒動です。

島津斉彬派と、島津久光派で対立し、
兄の島津斉彬が11代薩摩藩主となりました。

 

家督相続での争いは起こりましたが、
島津久光と兄の島津斉彬の関係は良好だったそうです。

 

「国父」島津久光

1858年に島津斉彬が亡くなります。

島津斉彬の遺言によって、12代薩摩藩主は
島津久光の長男である島津忠義が就任。

これにより島津久光は本家に復帰し、
国父(こくふ)と呼ばれ、政権を握ります。

 

西郷隆盛と島津久光

島津久光の明治維新 西郷隆盛の“敵"であり続けた男の真実

 

島津久光は、薩摩藩士で有名な西郷隆盛
生涯仲が悪かったと言われています。

 

まず西郷隆盛は、お由良騒動によって
尊敬する赤山靭負(ゆきえ)が処刑されたことで
島津久光を憎んでいたようです。

 

そして、島津久光が公武合体を目指して
江戸へ上京しようと計画した際に西郷隆盛は
田舎者である御前には無理」と言ったようです。

このことに激怒した島津久光は、その後も
自分に従わない西郷隆盛に対して、
遠島処分などとても重い罰を与えています。

 

 

島津久光と寺田屋事件

再考 寺田屋事件と薩長同盟―龍馬の手紙に見る幕末史

1862年、島津久光は兵を率いて
京都に入り、自藩の尊攘過激派を
厳しく取り締まった寺田屋事件を起こします。

 

寺田屋事件によって、幕府から信頼を得た
島津久光は、天皇の意思を直接伝えるために
派遣される使い(勅使)の大原重徳を擁して
江戸に向かい、幕政の改革を行います。

この改革は文久の改革と呼ばれています。

 

 

島津久光と薩英戦争

薩英戦争 疾風編

しかし江戸から薩摩へ戻る帰途で
イギリス人を殺してしまう事件が起こります。

この生麦(なまむぎ)事件によって薩摩藩
イギリスと薩英戦争となり、島津久光は
幕政からいったん手を引くこととなります。

 

島津久光と倒幕

公武合体を目指していた島津久光ですが
徳川慶喜とも対立するようになり、
次第に倒幕へ協力することになります。

 

薩摩は長州藩と同盟を結び、
出兵の準備をしていたところでしたが
1867年に徳川慶喜が大政奉還を行いました。

 

明治維新と島津久光

島津久光の明治維新 西郷隆盛の“敵"であり続けた男の真実

明治維新後、西郷隆盛らが率いる
明治政府から、全国の大名が所有する
土地を政府に返還する廃藩置県が行われます。

 

これに島津久光は大反対したそうで、
抗議の意味を込めて一晩中花火を打ち上げたそうです。

 

1874年からは新政府で左大臣を務めますが、
保守的な意見が重用されず翌年に辞官しています。

 

島津久光の最期

隠居していた島津久光は
1887(明治20)年12月6日に亡くなります。享年71歳。

 

現在の天皇は島津久光の子孫

《合本版》【復刻版】週刊サンケイ 皇太子ご夫妻 国際親善記念グラフ (扶桑社BOOKS)

島津久光は、天皇家とつながっています。

現天皇陛下である明仁様は、
島津久光の息子である島津忠義のひ孫なのです。

 

島津忠義の八女である
邦彦王妃俔子(くによしおうひちかこ)は、明仁様の祖母なのです。

 

最後に

西郷と大久保と久光 (朝日文庫)

 

島津久光とはどんな人だったのか?
何をした人だったのか?などなど
島津久光について
この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説しました。

 

少しでもあなたの参考になれば幸いです。

 

 

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