安土城ってどんな城?城主は誰?【安土城の歴史や、観光での見どころをわかりやすく解説】
安土城(あづちじょう)とは、滋賀県近江の
琵琶湖東岸の安土山にあったお城です。
安土城とはどんな城だったのか?
安土城の城主は誰だったのか?
この記事では
安土城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく簡単に解説していきます。
目次
安土城の歴史について
安土城の歴史をたどると
安土桃山時代にまで遡ります。
そもそも、日本の歴史区分に
【安土桃山時代】があるのは、
歴史の中心がこの安土城と
桃山城と呼ばれた伏見城にあったからなんです。
この安土城の城主は織田信長です。
1576年、京都と岐阜の中間地点に
上杉謙信への備えなども含めて
戦略的に建て始めたと考えられています。
1579年、天守の完成直後に、
織田信長はここに移り住んでいます。
JR安土駅の北東、標高199mの安土山一帯にある織田信長(1534-82)の居城跡。国指定の特別史跡です。天正4年(1576年)から織田信長が約3年の歳月をかけて完成しました。安土・桃山時代の幕開けとして築城されましたが、織田信長が倒れた本能寺の変後、焼失して石垣だけが残っています。
織田信長の築いた安土城は
技術的にも優れているのです。
石垣の上に城を建てるというのは、
当時には、とても革新的なことでした。
標高150mの安土山に
地下1階地上6階建ての天守を建てており、
まさに天下人の城といえますね。
1582年の本能寺の変では、
蒲生賢秀(がもうかたひで)が留守役として
居城していましたが、その後は自身の
本拠地である日野城に移動して退去しています。
山崎の戦い後に、何者かによって
安土城の本丸を中心に燃やされたとされています。
1585年に豊臣秀吉の養子であった豊臣秀次の
八幡山城築城のために、この安土城は廃城されたと伝わっています。
安土城の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
安土城の見どころを
紹介していきます。
安土城址【安土城の見どころ】
安土城址には現在、安土城で造られた
石垣のみが残っていて、特別史跡に指定されています。
安土山の南には、堀が巡っていて
当時の名残などを留めています。
また天主跡と本丸跡には城の基礎となる
礎が残っていて、二の丸跡には豊臣秀吉が
建立した織田信長廟も残っています。
※廟(びょう):祖先の霊をまつる建物
安土城天主信長の館【安土城の見どころ】
安土城天主信長の館には、1922年に
開催されたスペイン・セビリア万博で
出展された原寸大の5重6階の安土城天主が展示されています。
織田信長が狩野永徳を中心に描かせた
「金碧障壁画」や金の鯱をのせた大屋根などが復元されています。
安土城考古博物館【安土城の見どころ】
安土城考古博物館には
戦国時代をテーマに、安土城をはじめとする
城郭の変遷や織田信長の「信長研究室」などがあります。
他にも弥生時代から古墳時代の
近江付近の生活様式が再現され展示されています。
最後に
この記事では安土城の歴史や城主、
観光での見どころについても
簡単にわかりやすく解説しました。
日本のお城の歴史や城主に興味のある方や
これから安土城を観光する方などにとって、
この記事が少しでも参考になれば幸いです。