チョコレートは
お菓子やスイーツとしてだけでなく、
料理の隠し味なんかにも使われたりします♪
そんな万能ともいえるチョコレートは
いつから食べられているのでしょうか?
また、どこがチョコレート発祥の地なのでしょうか?
この記事では、
チョコレート発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。
チョコレート発祥の地はどこ?【チョコレートの起源について】
チョコレート発祥の地は
「メソアメリカ」になります!
メソアメリカってどこ?ってなりますよね。
メソアメリカは、メキシコと中央アメリカ北西部辺りの地域です。
チョコレートの起源とされるカカオは
紀元前1500年頃のオルメカ文明から存在しています。
彼らは自らカカオを栽培し、
カカオ豆を使えるようにした最初の民族です。
この時代からカカオはすり潰して使われてました。
水に溶かして泡立てたり、
時には香辛料を入れて飲んだり、
トウモロコシと混ぜ粥状にして食べたりなど
今のチョコレートとは程遠い食べ方をしていたそうです。
また当時、カカオの価値は非常に高く、
貨幣として流通していたほど貴重な物とされていました。
16世紀ようやくヨーロッパにカカオが伝わり、
チョコレートが作られるようになったのは
19世紀になってからのことになります。
チョコレートの歴史
チョコレートの歴史はまだ浅く、
1828年オランダ人のヴアン・ホーテンが
カカオに含むココアバターを搾り取り
ココアパウダーを発明したのが始まりです。
カカオは紀元前1500年にはあったものの、
それまでは渋く、苦く、くどい飲み物でした。
しかし、
それを改善するココアが開発されたことで
1847年イギリス人のジョセフ・フライが
今のチョコレートの原形を考案します。
カカオ豆をすり潰し、
砂糖とココアバターを加えたもので
これが食べるチョコレートの始まりです。
しかし、まだ苦味が強かったため
もう少し工夫が必要と考えていました。
そして1876年、
スイス人のダニエル・ピーターが
チョコレートにミルクを加えた
ミルクチョコレートの開発をきっかけに
瞬く間に世界中へ広まっていったとされています。
日本のチョコレートの歴史
日本のチョコレートの歴史は
江戸時代の頃から始まります。
1797年「寄合町諸事書上控帳」には
オランダの商人からもらった品物リストに
「しょくらあと六つ」と記されていました。
また同年の「長崎見聞録」にも
「しょくらあと」について書かれた文献があります。
その後、日本での
チョコレートの輸入や販売が始まったのは
明治時代の1878年になってからのことですが、
この頃はあまり普及しませんでした。
大正時代に入った1918年、
森永製菓が日本で初めて
チョコレートの製造を始めると徐々に普及し始めていきます。
しかし、
第2次世界大戦時はカカオ豆の輸入が止まり、
チョコレートが生産できない時期もあったようです。
戦後以降に
カカオ豆やココアバターの輸入自由化になると
多様なチョコレート製品が現れ始め、
これまでビター、ミルク、ホワイトの3種類を基本としてきました。
そして、2017年から2018年にかけて
第4のチョコレートと呼ばれる
「ルビーチョコレート」が今注目されています。
まだまだ衰えないチョコレート人気は
これからも絶えることなく変化し続けていくことでしょう。
最後に
この記事では
チョコレート発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。