ハイボールはお好きですか?
ここ近年ブームになっているハイボール♪
ハイボール発祥の地やどのくらい前からあるのかご存知ですか?
この記事では、
ハイボール発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。
ハイボール発祥の地はどこ?【ハイボールの起源について】
ハイボールといえば、
「ウイスキーをソーダで割ったもの」と日本では認識されています。
しかし本来は、
他のリキュールやフレッシュジュース等
アルコールを含まない飲料でも
ソーダで割ったものは「ハイボール」と分類します。
それらを最初に「ハイボール」と名付けた
ハイボール発祥の地は「アメリカ」もしくは「イギリス」のようです。
ハイボールの起源にも諸説あり、
有名な話しとして伝えられている中でも3つ存在しています。
アメリカ説【ハイボールの起源】
ハイボール発祥の地とされるアメリカでは
起源となる話しが2つあります。
1つ目に、開拓時代のアメリカ鉄道では
長い棒の先にボールをつけたボール信号機というものが使われていました。
ボールが上がっていれば進行(ハイ・ボール)、
ボールが下がっていれば停止(ロウ・ボール)を意味していたそうです。
ある駅の信号係に
ウイスキーのソーダ割りを好きな人がいて、
列車の進行合図でボールを上げるたびに
「ハイ・ボール」と叫んでいたそうです。
そして、
そのとき飲んでいた飲み物まで
「ハイボール」と呼ばれるようになったとされています。
2つ目の説には、
ある駅員がバーボンを飲みながら
隣の駅のボール信号機を見ていました。
するとボールが上がった(ハイになった)ため
駅に向かわなければならず、
ソーダ水を入れ一気に飲み干したのが
ハイボールを作り出したきっかけという説もあります。
イギリス説【ハイボールの起源】
ハイボール発祥の地とされるイギリスでは
ゴルフ場が起源だとされています。
ゴルフ場のバーでウイスキーを飲んでいた人が
急に自分の打順が来たことを知らされ、
慌てて近くにあった炭酸水とウイスキーを合わせたそうです。
その飲み物の美味しさに感動していたところ、
たまたま高く打ちあがった
ゴルフボール(ハイ・ボール)が飛んできたため、
その飲み物に「ハイボール」と名付けたと伝えられています。
ハイボールの歴史
ハイボールの歴史は19世紀に誕生しました。
アメリカもしくはイギリスが
ハイボール発祥の地とされていますが、
日本のハイボールの歴史はいつ頃から始まったのでしょうか?
日本でのハイボールの始まり【ハイボールの歴史】
日本で「ハイボール」といえば、
ウイスキーを炭酸で割った飲み物のことを指します。
ウイスキーが日本に伝来したのが江戸時代、
1853年にペリー提督が率いる東インド艦隊によって伝わりました。
しかしその当時は親しまれることはなく、
日本人へ販売をするために輸入が始まったのは
1871年の明治時代に入ってからのことです。
そして、
壽屋(現・サントリー)がウイスキー造りに
本格的に着手したのが大正時代の1923年で
京都の山崎に蒸留所を建設したのが日本での生産の始まりでした。
その後、1946年に
「トリスウイスキー」を販売するも苦戦し、
ウイスキーを定着させようと考案したのが
1951年に誕生した「トリスのハイボール(トリハイ)」です。
手ごろな価格や飲みやすさ、
またオシャレだと話題になり、
1960年代には全国各地にトリスバーがオープンしました。
ウイスキーは高級な飲み物という括りを
ソーダで割ることで安く大量に楽しめたため、
サラリーマンを中心に人気を集めます。
しかし、
1983年をピークに急激にウイスキー市場は縮小していきました。
ハイボールブーム再熱【ハイボールの歴史】
チューハイなど新しい酒類の開発があり
徐々にハイボールが飲まれなくなっていく中、
再びブームとなったのは2008年に
角ハイボールが注目されるようになってからです。
それまで年齢の高い人向けというイメージから
若者のための飲みやすいお酒へとイメージを変えました。
そして、昔のハイボールブームと同じように
安く、飲みやすく、オシャレだとして
20~30代の若年層にうけ始めハイボールの人気が復活しています。
一時ハイボールが
店からなくなる時期があったものの、
今では定番のお酒の1つとして
多くの人から知られ、飲まれるようになりました。
最後に
この記事では
ハイボール発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。