妊婦がアイスクリームを食べると危険？【妊娠中の食べ物の注意点】
「妊娠中にアイスクリームを食べても大丈夫？」
「つわりがひどくてアイスが食べたい…」
妊娠してから無性に食べたくなる人も多い
「アイスクリーム」は、妊娠中に食べると
お腹の赤ちゃんに影響があるのでしょうか？
この記事では
妊婦がアイスクリームを食べると危険なのか？
妊娠中にアイスクリームを食べる時の注意点も
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
妊婦がアイスクリームを食べても大丈夫？
結論から言いますと、妊婦さんは
アイスクリームを食べてOKです！
妊娠中にアイスクリームを食べたとしても
基本的にまったく問題はありません。
つわりの症状がひどい妊婦さんだと
口の中がひんやりとするアイスを
食べたくなる人も少なくないようです。
でも周りの人から
「体を冷やすから食べない方がいい」と
言われたことがある人もいるかもしれません。
確かに体を冷やし過ぎることは
控えたいですが、つわりの時期に
我慢してまで栄養のあるものを
食べなくても大丈夫なんです。
つわりの症状が出やすい
妊娠初期の赤ちゃんの栄養は、
母体に蓄えられた栄養からもらっています。
そのため心配しすぎなくて大丈夫。
ただし、妊娠中に
アイスクリームを食べる時には、
気をつけないといけないこともあります。
妊婦がアイスクリームを食べる時の注意点
妊婦さんがアイスクリームを食べる時は
次のことに気をつけましょう。
- 食べ過ぎない
- 成分表示を確認する
これらの注意点について
以下で解説していきます。
食べ過ぎない【妊婦がアイスクリームを食べる時の注意点】
妊娠中はアイスクリームを
食べ過ぎないように気をつけましょう。
妊婦さんが糖質、カロリーが高い
アイスクリームをたくさん食べると、
次のような症状を引き起こす可能性があります。
- 体重の増加
- 妊娠糖尿病
- 虫歯、歯周病
- 下痢
先述した通り、体を冷やす
アイスクリームを食べ過ぎると
胃腸の調子が悪くなって
下痢になることがあります。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量（kcal/日）＝妊娠前の推定エネルギー必要量（kcal/日）＋妊婦のエネルギー付加量（kcal/日）として求められる。
■18～29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期：2,050kcal(2,000＋50)
- 妊娠中期：2,250kcal(2,000＋250)
- 妊娠後期：2,450kcal(2,000＋450)
■30～49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期：2,100kcal(2,050＋50)
- 妊娠中期：2,300kcal(2,050＋250)
- 妊娠後期：2,500kcal(2,050＋450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
妊娠中にアイスクリームを食べるのは
１日１個を目安として、毎日食べ続けることは控えましょう。
成分表示を確認する【妊婦がアイスクリームを食べる時の注意点】
妊婦さんがアイスクリームを食べる時は
パッケージの成分表示を確認しましょう。
一般的に「アイス」と呼ばれるものは
乳成分の量に応じた４種類に分けられます。
| 乳固形分 | 乳脂肪分 | |
| アイスクリーム | 15%以上 | 8%以上 |
| アイスミルク | 10%以上 | 3%以上 |
| ラクトアイス | 3%以上 | – |
| 氷菓 | – | – |
最もミルクの風味が濃く
感じられるのがアイスクリームです。
ラクトアイスは価格が安く、さっぱりと
していますが、乳固形分などが少ない分は
添加物や植物性脂肪分が多く含まれています。
妊娠中は値段が少し高くても
ラクトアイスよりもアイスクリームを
食べるようにすることをオススメします。
※氷菓は、かき氷など
乳製品が含まれていないので
アイスクリームとは呼びません。
最後に
妊婦がアイスクリームを食べると危険なのか
妊娠中にアイスクリームを食べる時の注意点も
なるべくわかりやすく簡単に解説していきました。
妊娠中も食べたいものを食べたいですよね。
「適量」を守って、妊婦さんも食事を少しでも楽しみたいものです♪
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです！
