妊婦が昆布(こんぶ)を食べると危険?【妊娠中の食事(水産物)の注意点】
「妊娠中にコンブを食べても大丈夫?」
「妊婦が昆布を食べるデメリットって何かある?」
ミネラル豊富で低カロリーな
”昆布(こんぶ)”は、妊娠中に食べても
母体に悪い影響などはないのでしょうか?
この記事では
妊婦が昆布を食べると危険なのか?
妊娠中に昆布を食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方についても
なるべくわかりやすく解説していきます。
妊婦は昆布(こんぶ)を食べても大丈夫?
結論から言います。
妊婦さんは昆布を食べてもOKです!
昆布(こんぶ)には主に
次の栄養素が含まれています。
ミネラルが豊富に含まれる昆布は
女性にとって素敵な味方ですよね♪
しかし妊婦さんが昆布を食べる時は、
知らないと危険な注意点もあります。
↓
妊婦が昆布(こんぶ)を食べる時の注意点
妊婦が昆布を食べる時に
特に注意すべき点は
ヨウ素の過剰摂取です。
ヨウ素はヨードとも呼ばれる栄養素で、
甲状腺ホルモンを合成するために必要。
甲状腺ホルモンは、胎児の骨や脳を
発育するためにも必要な栄養素です。
妊娠中にこのヨウ素が不足すると
甲状腺の機能障害を引き起こす恐れがあります。
妊娠中のヨウ素の不足もNGですが
妊娠中のヨウ素の過剰摂取も危険です。
妊婦さんが過剰にヨウ素を摂取してしまうと
赤ちゃんの甲状腺機能が低下するリスクがあります。
厚生労働省でも妊娠中の要素の過剰摂取について
以下のように公式ホームページで説明しています。
妊娠中、あるいは授乳中の母親によるヨウ素の過剰摂取が原因で、新生児もしくは乳児に甲状腺
機能低下が生じることが知られている。
ヨウ素は様々な食品に含まれています。
特に日本人の食事はついては、
ヨウ素が不足する心配よりも、
ヨウ素の過剰摂取の方が心配とされています。
【一日にとるべき妊娠中のヨウ素の推奨量】
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ミネラル」(厚生労働省)
妊婦が食べても問題のない昆布の量とは?【妊娠中の昆布の摂取量について】
厚生労働省では、妊婦に必要な
ヨウ素の摂取量は170㎍/日で、
上限量を2000㎍/日としています。
乾燥昆布には5gあたり約12000㎍の
ヨウ素が含まれているとしています。
また、とろろ昆布などは2g程度で
一日のヨウ素上限量を超えてしまう場合があります。
昆布を摂りすぎているかも…と心配な方は、
昆布だしからかつおだしに切り替えたり
昆布のだし汁は飲まないようにするなど
工夫することで安全になるのでおすすめです。
最後に
妊婦が昆布を食べると危険なのか
妊娠中に昆布を食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方についても
なるべくわかりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!