妊娠中に食べると危険な果物はある?注意点まとめ【妊婦におすすめのフルーツも紹介】
「妊娠中に食べると危険な果物ってあるの?」
「妊娠中は1日どのくらい果物を食べてもいい?」
「妊婦にオススメなフルーツは何ですか?」
たくさんの種類があるフルーツの中で
妊娠中に食べるとメリットが多いものや
その逆に危険なものもあるのでしょうか?
この記事では
妊婦が食べると危険な果物はあるのか?
妊娠中に果物を食べる時の注意点や
妊娠中にオススメのフルーツについても
なるべくわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦が食べると危険な果物はある?
結論から言いますと、
妊娠中に絶対食べてはいけない果物はありません。
しかし、食べ過ぎない方が良い果物はあります。
それは、糖質を多く含む果物や
妊婦の身体を冷やす果物です。
妊娠中に食べ過ぎると危険な果物
- 糖質を多く含む果物
- 身体を冷やす果物
糖質を多く含む果物
妊娠中に果物を食べる際に
特に注意したいのが糖質の過剰摂取。
糖質の過剰摂取は
体重増加の原因となります。
果物は水分・ビタミン・ミネラル・食物繊維を含みます。野菜と異なる点はブドウ糖や果糖の糖質を多く含むことです。果物を食べすぎると、糖質の過剰摂取により中性脂肪の増大や肥満をきたすおそれがあります。
引用元:e-ヘルスネット「果物」(厚生労働省)
ごめん、そもそも糖質ってなに?
糖質は、炭水化物の種類の1つだよ
簡単にまとめると、食物繊維以外の炭水化物が糖質
なるほど
妊婦さんは、どの果物を過剰摂取すると危険なの?
結論からいうと、どの果物でも
妊娠中に過剰摂取すると危険です。
基本的に多くの果物には100g当たり
10g~20g程の糖質が含まれています。
その中でも、バナナは糖質が多めなので
日常生活で特に意識して注意しましょう。
- 糖質:約20g
- 食物繊維:約1g
身体を冷やす果物
妊娠中に身体を冷やすと
流産などのリスクが高まります。
- メロン
- 梨(なし)
- パイナップル
などなど、これらの果物は
身体を冷やす作用があります。
体調を見ながら、食べ過ぎないようにしましょう。
妊婦にオススメの果物を紹介!
果物には、普段の食事だけでは
不足しがちなビタミンCやミネラル、
ポリフェノールなどが豊富に含まれています。
果物は、毎日適量を食べることがオススメです。
果物は一日200gの摂取量を目安にしましょう💖
※農林水産省でも、果物の摂取量を
1日200gを目安に定めています📝
果物を食べ過ぎると、果物に含まれている果糖の摂りすぎで、妊娠糖尿病や体重の増加につながりますので注意してくださいね
- 葉酸を多く含むフルーツ
- ビタミンCを多く含むフルーツ
葉酸を多く含むフルーツ【妊婦にオススメの果物】
妊娠中に特に必要と言われている
ビタミンB9(葉酸)を多く含む果物はこちら。
- ライチ
- アボカド
- いちご
- グレープフルーツ
- ドリアン
- バナナ
葉酸は熱に弱い特性があるので
そのまま食べることができる果物は
効率よく葉酸の摂取できるのでおすすめです。
葉酸の多く含まれている食材は、ほうれん草やモロヘイヤなどの青菜類、ブロッコリー、枝豆、かぼちゃ、いちご、バナナなどです。
葉酸は水に溶けやすく、熱に弱いので、茹でずに軽く蒸す、生で食べるなど食べ方に工夫が必要です。また、焼きのりや納豆にも多く含まれ、手軽に食事にプラスしやすいのでおすすめです。
引用:ママのための食事BOOK(厚生労働省)
【妊娠中の葉酸の食事摂取基準】
葉酸 | 18~29(歳) | 30~49(歳) |
妊娠初期 | 640㎍(240+400) | 640㎍(240+400) |
妊娠中期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
妊娠後期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
※妊娠初期(〜13週6日)、妊娠中期(14週0日〜27週6日)、妊娠後期(28週0日〜)
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ビタミン」(厚生労働省)
ビタミンCを多く含むフルーツ【妊婦にオススメの果物】
ビタミンCは、コラーゲンを
生成するのに必要な栄養素です。
- レモン
- キウイ
- いちご
- みかん
- 柿
- ネーブルオレンジ
- グレープフルーツ
- はっさく
さらに葉酸の働きをサポートするため、
妊娠中に必要不可欠な栄養ともいえます。
妊婦が果物を食べる時の注意点
妊婦が食べ物を食べる時の
注意点は主に以下の2つです。
- 果物はしっかり洗う
- ドライフルーツは控える
果物はしっかり洗う
果物の皮にはリステリア菌が
生息しているリスクがあります。
妊娠中に果物を食べる時には
しっかりと洗ってから食べましょう。
リステリアは冷蔵庫内でも増えるので、冷蔵庫を過信せず、食品は期限内に(開封後は速やかに)食べるよう心がけましょう。リステリアは加熱により死滅するので、加熱して食べることも、予防対策の一つです。
◆家庭での予防方法
- 生野菜や果物などは食べる前によく洗う。
- 期限内に食べるようにする。
- 開封後は、期限に関わらず速やかに消費する。
- 冷蔵庫を過信しない。
- 冷凍庫で保存する。
- 加熱してから食べる。
出典:リステリアによる食中毒(厚生労働省)
ドライフルーツは控える
ドライフルーツは表面を砂糖でコーティングしているので、糖分が多いです。
妊娠中はドライフルーツよりも生の果物の方がオススメです。
妊娠中は1日にどのくらい果物を食べてもいいの?【1日の果物の摂取量の目安】
農林水産省では、果物の摂取量を
1日200gを目安に定めています。
食事バランスガイド(厚生労働省の資料)にも
1日の果物の摂取量について記載されています。
果物
みかんだったら2個程度
引用元:食事バランスガイド(厚生労働省)
あくまで目安なので、
妊娠中は母体の状況などに合わせて
1日1、2個くらいを目安にすると安心です♪
妊娠初期は1日200g程度を目安にして、多くのカロリーが必要になる妊娠中期と妊娠後期は、1日300g程度を目安にして果物を摂取するとちょうどいいです
最後に
この記事では
妊婦にオススメのフルーツや
妊娠中に食べすぎると危険な果物などを
なるべく簡単にわかりやすく解説しました。
妊娠中は、とにかく食べ物に気を遣いますよね。。
果物は種類もたくさんあるので、
日替わりで色々なおいしいフルーツを
楽しく食べるとストレスも減ります♪
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!