鶴岡八幡宮(つるおかはちまんぐう)は
神奈川県鎌倉市にある神社です。
鶴岡八幡宮はどんな神社だったのか?
鶴岡八幡宮を建てた人は誰だったのか?
この記事では
鶴岡八幡宮の歴史だけでなく
観光での見どころについて
わかりやすく簡単に解説していきます。
鶴岡八幡宮の歴史をわかりやすく簡単に
鶴岡八幡宮は1063年に
源頼義によって創建されました。
「前九年の役」と呼ばれる戦の際、
源頼義は京都の石清水八幡宮に勝利祈願をします。
無事に勝利した為、
石清水八幡宮護国寺を
鎌倉の由比郷鶴岡に鶴岡若宮として
分社を建てたのが始まりです。
始まりは、鎌倉幕府を築いた源頼朝公の祖先源頼義が、京都の石清水八幡宮を勧請(神様の御分霊を他の地に還し祀ること)したことです。頼義は石清水八幡宮を篤く信仰しており、源氏の氏神として八幡神を鎌倉の由比ヶ浜辺に祀りました。
その後、源頼朝公が現在の地にお還しし、鶴岡八幡宮の基礎を造りました。
そして1180年、鎌倉に入った源頼朝は
鶴岡若宮を小林郷北山(現在の地)に移動し
「鶴岡八幡宮新宮若宮」として
幕府の中枢となる施設を整備しました。
1191年に火災で焼失しますが、若宮を再建して上宮(本宮)と下宮(若宮)の体制とし、今日の姿である上下両宮となります。
その後、鎌倉幕府滅亡後は一時衰退しますが、鶴岡八幡宮は武門の神として武家の間に浸透します。
足利氏、後北条氏、豊臣氏、徳川氏などから信仰されたそうです。
さらに上杉謙信に至っては、
家督を相続する際において
鶴岡八幡宮で拝賀式を行っています。
また1828年には、江戸幕府11代将軍である徳川家斉の命で、本殿などが造営されます。
明治時代に入ると神仏分離令によって廃仏毀釈の動きが始まり、多宝大塔などの仏堂や仏像、仏具、什宝、経典などが破壊されます。
しかし、一部は現存していて、鎌倉寿福寺や浅草寺などに保管されています。
鶴岡八幡宮の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
鶴岡八幡宮の見どころを
簡単に紹介していきます。
観光前に要チェックです!
本宮【鶴岡八幡宮の見どころ】
本宮は、1191年の火災によって焼失した
若宮を再建する際に建立されました。
現存している本宮は、1828年に
徳川家斉が再建したものです。
門の額に書かれている八幡宮の「八」が
ハト(鳩)になっているのがポイントで、
八幡宮では鳩を神の使いとして考えており
鳩をかたどったものが至る箇所にあります。
国の重要文化財にも指定されていて、
代表的な江戸建築といえます。
旗上弁財天社【鶴岡八幡宮の見どころ】
三ノ鳥居をくぐった先、
太鼓橋を挟んで右が源氏池、
左が平家池に分かれています。
二つの池の総称を「源平池」といいます。
旗上弁財天社は、源氏池に浮かぶ
一番大きい中島に建つ境内社です。
源頼朝の旗揚げ挙兵に際して
守護神として弁財天が現れたことから
北条政子が建立したと言われています。
現存する社殿は
1980年に再建されたものですが、
ぜひ源平池と一緒に眺めてみてください。
最後に
この記事では
鶴岡八幡宮はどんな神社だったのか?
鶴岡八幡宮を建てた人は誰だったのか?
鶴岡八幡宮の歴史や見どころについても
なるべくわかりやすく簡単に解説しました。
神社の歴史に興味のある方やこれから鶴岡八幡宮を観光する予定の方などにとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。