鎌倉「寿福寺」とは?建てた人は誰?【歴史や見どころをわかりやすく解説】

寿福寺(じゅふくじ)は
神奈川県鎌倉市扇ガ谷にある寺院です。
鎌倉五山第3位の寺院で
北条政子によって創立されました。
この記事では
鎌倉「寿福寺」の歴史だけでなく
見どころもわかりやすく簡単に解説していきます。
目次
鎌倉「寿福寺」の歴史をわかりやすく簡単に
寿福寺の歴史は
鎌倉時代にまでさかのぼります。
源頼朝が落馬によって1199年(建久10年)に
亡くなると、翌年の1200年(正治2年)に、
源頼朝の妻である北条政子が葉上房栄西
(明庵栄西)を開山に招いて創建しました。
この付近は、源頼義が奥州征伐に向かう際に
勝利を祈願したといわれる源氏山を背にした
亀ヶ谷と呼ばれる源氏家父祖伝来の地であります。
さらに源頼朝の父である源義朝が
昔住んでいた屋敷もあった場所でもあり
源氏にとても縁があった場所だったのです。
じつは、1180年に初めて源頼朝が鎌倉入りした時には、ここに幕府拠点となる館を構えようと考えますが土地が狭かったことなどを理由に変更したというストーリーがあります。
柴犬
もしかしたら、この地が鎌倉幕府の
拠点になっていたということなんです。
鎌倉「寿福寺」の創建当時は
七堂伽藍と14の堂塔を有する大寺院で、
禅宗の寺として世間から認められるように
なったのは1278年頃と推定されています。
1247年と1258年の火災によって
一度「寿福寺」の寺院は全焼していますが、
南北朝時代に復興したと考えられています。
鎌倉「寿福寺」の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
寿福寺の見どころを
わかりやすく簡単に紹介していきます。
五輪塔【鎌倉「寿福寺」の見どころ】
寿福寺の境内裏手の墓地の奥にある五輪塔は、
北条政子と源頼朝の墓と伝わっています。
墓地は、鎌倉地方特有の横穴式墓所となっていて、陸奥宗光や高浜虚子、大佛次郎などのお墓も安置されています。
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仏殿【鎌倉「寿福寺」の見どころ】
寿福寺の仏殿は、江戸時代の1664年に再建されたものです。
仏殿の本尊である釈迦三尊像は、
室町時代に作られたものでは珍しく
粘土などで造った原型の上に麻布を
漆で貼り固めた脱活乾漆造となっています。
普段は非公開となっていますが、お正月などの特別拝観で見ることができます。
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参道【鎌倉「寿福寺」の見どころ】
総門から仏殿の見える山門までの参道は300m程あります。
桂敷きという技法で造られた石畳の参道は美しく整然としていて、鎌倉「寿福寺」の見どころの一つです。
最後に
この記事では
鎌倉「寿福寺」の歴史や見どころを
なるべくわかりやすく簡単に解説しました。
日本のお寺の歴史に興味のある方や
これから寿福寺を観光予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。