八坂神社(やさかじんじゃ)は
京都府京都市東山区祇園町北側にある神社。
八坂神社は素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神とする総本社です。
■八坂神社とは
平安京遷都(七九四)以前より鎮座する古社で、「祇園さん」と呼ばれ親しまれております。
主祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)はあらゆる災いを祓う神様として信仰されており、境内には数多くの神様をお祀りしております。
全国約二、三〇〇社鎮座する八坂神社、祇園信仰神社の総本社です。引用:八坂神社公式サイト
この記事では
八坂神社の歴史だけでなく
観光での見どころについて
わかりやすく解説していきます。
八坂神社の歴史をわかりやすく簡単に
八坂神社の歴史はとても古く
その創建については諸説あります。
一説では、飛鳥時代の656年に
伊利之(いりし)が素戔嗚尊(すさのをのみこと)を
山城国愛宕郡八坂郷の地に祀ったことが
八坂神社の始まりだと考えられています。
※祀る(まつる)の意味:儀式をととのえて神仏・精霊をなぐさめ、崇めること
斉明天皇2年(656)に高麗より来朝した伊利之(いりし)が新羅国の牛頭山(ごずさん)に座した素戔嗚尊(すさのをのみこと)を当地(山城国愛宕郡八坂郷(やましろのくにおたぎぐんやさかごう)に奉斎したことにはじまる。
また一説には、平安時代の876年に
南都の僧円如が八坂神社を建立して、
堂に薬師千手等の像を安置したことが
八坂神社の始まりだと言われています。
貞観18年(876)南都の僧・円如(えんにょ)が当地にお堂を建立し、同じ年に天神(祇園神)が東山の麓、祇園林に降り立ったことにはじまる。
八坂神社の名称についてですが、
1868年の神仏分離令により改称するまでは
「感神院」又は「祇園社」と呼ばれていました。
八坂神社で有名な「祇園祭」ですが、
869年に流行した疫病を鎮める御霊会が
神泉苑で行われたのが起源とされています。
平安時代中期になると、
政治の実権を握っていた藤原氏に
信仰されるようになります。
そして王城鎮護の社として崇められた
21社の一つとなり、おおいに栄えたそうです。
鎌倉時代から江戸時代にかけての
八坂神社は、武士の信仰を集めます。
平清盛の田楽奉納、源頼朝の狛犬奉納、足利将軍家、豊臣秀吉の寄進などで、社の修復などが行われます。
江戸時代には徳川家も信仰し、
社領の寄進、社殿の造営だけでなく
数多くの神宝類も寄進しています。
八坂神社の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
八坂神社の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
美御前社(うつくしごぜんしゃ)【八坂神社の見どころ】
八坂神社には、美御前社という社があります。
この美御前社には、タギリヒメノミコト、タギツヒメノミコト、イチキシマヒメノミコトという3人の女神が祀られています。
そのことから
美を授かることができるということで
全国から多くの女性観光客が参拝しています。
祇園祭【八坂神社の見どころ】
祇園祭とは、八坂神社で
869年頃から続いている祭礼です。
八坂神社の祇園祭は毎年7月1日から1か月間にわたって行われる長いお祭りで、京都の夏の風物詩ともいわれています。
この八坂神社の祇園祭は
前祭・後祭と分かれています。
その歴史の長さと豪華さなどから
日本三大祭の一つとされていて、
世界中から数十万人の観光客が訪れます。
「京都祇園祭の山鉾行事」はユネスコの無形文化遺産に登録されています。
最後に
この記事では
八坂神社の歴史や見どころについて
なるべくわかりやすく解説しました。
神社の歴史に興味のある方や
八坂神社を観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。