ぶりに含まれる栄養素の効能や効果について、わかりやすく徹底解説します。
ぶりに含まれる栄養素の効能まとめ
ぶりは成長とともに呼び名が変わる出世魚として知られ、1年を通し手に入りやすい魚です。
また、青魚の中でも栄養面に優れ、さまざまな調理法で昔から食べられています。
ぶりの効能について、栄養素別でまとめていきます。
たんぱく質の効能【ぶりの栄養素の効能】
ぶりは必須アミノ酸を含む良質なたんぱく質がバランスよく入っており、体内に吸収されやすい性質があります。
たんぱく質は筋肉や内臓、皮膚、骨などの体の基礎を作る効能をもちます。
また、体を動かすためのエネルギー源となったり、怪我の修復や免疫力を向上させる効能ももちます。
脂質の効能【ぶりの栄養素の効能】
ぶりに含まれる脂質にはDHAとEPAが多く含まれています。
これらは不飽和脂肪酸の1種であるn-3系脂肪酸(オメガ3)で、必須脂肪酸と呼ばれるものです。
それぞれの効能については次の通りです。
- DHA(ドコサヘキサエン酸)
- EPA(エイコサペンタエン酸)
DHA(ドコサヘキサエン酸)
DHAは脳内全域で脳活動の活性化や脳の伝達性を高める効能をもちます。
EPA(エイコサペンタエン酸)
EPAはコレステロールや中性脂肪を減らし、血流を促す効能をもちます。
ビタミンの効能【ぶりの栄養素の効能】
ぶりにはさまざまなビタミンが含まれ、なかでもビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンDが豊富です。
それぞれの効能については次の通りです。
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンD
ビタミンB1
ビタミンB1は脳の神経や抹消神経、筋肉の機能を正常に保つ効能をもちます。
また、糖質からエネルギー生産するのを助ける効能ももちます。
ビタミンB2
ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持や過酸化物質を抑える効能をもちます。
他にも、脂質をエネルギーに変え、代謝を助ける効能をもちます。
ビタミンD
ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を促す効能をもちます。
また、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ効能ももちます。
どんな効果を期待できる?【ぶりを食べるメリットまとめ】
ぶりを食べるとどんなメリット(効果)があるのか?
ぶりに期待できる効果を簡単に紹介します。
- 生活習慣病の予防
- 認知症の予防
- 骨粗鬆症の予防
- 美肌効果
生活習慣病の予防【ぶりに期待できる効果】
ぶりに含むEPAの効能により血流が促されることは、血栓をできにくくします。
そのため、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病の予防に効果が期待できます。
また、ビタミンB2の過酸化物質を抑える効能は動脈硬化の予防につながります。
認知症の予防【ぶりに期待できる効果】
ぶりに含むDHAの効能によって、脳内の活性化や伝達性を高めることは認知症の予防に効果が期待できます。
また、記憶力や学習能力の向上も期待できるため、成長期の子供にも効果があります。
骨粗鬆症の予防【ぶりに期待できる効果】
ぶりに含むたんぱく質は筋肉以外に骨を作る効能もあるため、骨粗鬆症の予防に効果が期待できます。
また、ビタミンDの効能によりカルシウムの吸収を高めることは、丈夫な骨を作り維持させようと働くため、骨粗鬆症の予防になります。
美肌効果【ぶりに期待できる効果】
ぶりに含むEPAの効能により、血流が良くなることで必要な栄養素が届きやすくなるため、美肌効果が期待できます。
また、ぶりの皮やスジに含まれるたんぱく質にはコラーゲンが多く、肌にツヤやハリを与える美肌効果も期待できます。
最後に
ぶりに含まれる栄養素の効能や効果についてまとめました。