鯖(さば)に含まれる栄養素の効能や効果について、わかりやすく徹底解説します。
鯖(さば)に含まれる栄養素の効能まとめ
鯖は焼いたり、煮たり、酢で締めたりとさまざまな食べ方があります。
鯖の栄養価の高さが注目を浴び、手軽に取り入れられる鯖缶が近年ブームになりました。
鯖の効能について、栄養素別でまとめていきます。
脂質の効能【鯖(さば)の栄養素の効能】
鯖にはDHAやEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸の1種であるn-3系脂肪酸(オメガ3)が豊富に含まれています。
このn-3系脂肪酸は、人間の体内で作ることができない必須脂肪酸であるため、食事から摂取する必要があります。
それぞれの効能については次の通りです。
- EPA(エイコサペンタエン酸)
- DHA(ドコサヘキサエン酸)
EPA(エイコサペンタエン酸)
EPAは血液をサラサラにする効能をもちます。
また、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効能をもちます。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
DHAは脳や神経機能を手助けし、脳を活性化させる効能をもちます。
さらにEPAと同様に、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす効能をもちます。
ビタミンの効能【鯖(さば)の栄養素の効能】
鯖にはビタミンB2やビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンDなどのさまざまなビタミンが含まれています。
なかでも、ビタミンB12とビタミンDが豊富です。
それぞれの効能は次の通りです。
- ビタミンB12
- ビタミンD
ビタミンB12
ビタミンB12は赤血球中のヘモグロビンの生成を促す効能をもちます。
また、神経機能を正常に維持させたり、傷ついた末梢神経を修復する効能ももちます。
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を高め、骨の形成を促進させたり、骨を強くする効能をもちます。
他にも、血中カルシウム濃度を一定に保たせて、神経伝達や筋肉の収縮をスムーズにする効能をもちます。
ミネラルの効能【鯖(さば)の栄養素の効能】
鯖に含むセレンはミネラルの一種で、魚類だけでなく全食品の中でもトップクラスの含有量です。
セレンは高い抗酸化作用があるため、組織細胞の酸化を防ぐ効能や過酸化脂質を分解する効能をもちます。
どんな効果を期待できる?【鯖(さば)を食べるメリットまとめ】
鯖を食べるとどんなメリット(効果)があるのか?
鯖に期待できる効果を簡単に紹介します。
- 病気の予防
- 記憶力の向上
- 美肌効果
病気の予防【鯖(さば)に期待できる効果】
鯖に含むDHAやEPAの効能により、血中コレステロールや中性脂肪が減ることで血流が良くなり血栓ができにくくなります。
その結果、次のような病気の予防効果が期待できます。
- 高脂血症
- 高血圧
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
- がん
また、ビタミンB12のヘモグロビンの生成を促す効能によっては、貧血予防や改善の効果が期待できます。
記憶力の向上【鯖(さば)に期待できる効果】
鯖に含むDHAの効能によって脳が活性化されると、記憶力の向上効果が期待できます。
また、記憶力を高めるだけでなく、アルツハイマー病や認知症の予防効果も期待できます。
美肌効果【鯖(さば)に期待できる効果】
鯖に含むEPAの効能によって血流が良くなると、全身に栄養や酸素が行きわたることで、美肌効果が期待できます。
また、セレンの高い抗酸化作用の効能によっても美肌効果や、老化を防ぐアンチエイジングの効果が期待できます。
最後に
鯖(さば)に含まれる栄養素の効能や効果についてまとめました。