ごまに含まれる栄養素の効能や効果について、わかりやすく徹底解説します。
ごまに含まれる栄養素の効能まとめ
ごまは食品の中で脇役の存在ですが、小さいながらもたくさんの栄養素を含んでいます。
ごまの効能について、栄養素別でまとめていきます。
脂質の効能【ごまの栄養素の効能】
ごまの主成分の約50%が脂質から構成されており、主に不飽和脂肪酸であるリノール酸とオレイン酸で占められています。
リノール酸はn-6系脂肪酸に分類された必須脂肪酸の1つで、血中コレステロールの低下や中性脂肪を減らす効能をもちます。
オレイン酸はn-9系脂肪酸に分類された一価不飽和脂肪酸の1つで、悪玉コレステロール値を抑えて善玉コレステロール値を高める効能をもちます。
また、胃酸の分泌を調節したり、腸の運動を高める効能ももっています。
たんぱく質の効能【ごまの栄養素の効能】
ごまの主成分の約20%がたんぱく質で、体内で生成することができない必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。
必須アミノ酸の中ではメチオニンが多く入っており、肝臓機能を正常に保って血中コレステロールを下げる効能をもちます。
ミネラルの効能【ごまの栄養素の効能】
ごまにはカルシウム、マグネシウム、鉄分、銅などのミネラルがバランスよく含まれています。
なかでもカルシウムが豊富で、丈夫な歯や骨を形成する効能をもちます。
他には、神経伝達物質を放出して興奮や緊張を和らげる効能ももちます。
ゴマリグナンの効能【ごまの栄養素の効能】
ごまに含む「ゴマリグナン」という栄養素は、体内の活性酸素を撃退して細胞の老化を防ぐ効能をもちます。
また肝機能を改善し、コレステロール値の抑制やアルコール分解を促進させる効能ももっています。
それだけでなく、植物性エストロゲンという女性ホルモンの一種も含まれているため、ホルモンバランスを整える効能もあります。
どんな効果を期待できる?【ごまを食べるメリットまとめ】
ごまを食べるとどんなメリット(効果)があるのか?
ごまに期待できる効果を簡単に紹介します。
- 生活習慣病の予防や改善効果
- アンチエイジング効果
- 疲労回復や二日酔いの改善効果
生活習慣病の予防や改善効果【ごまに期待できる効果】
ごまに含まれる不飽和脂肪酸のリノール酸とオレイン酸、必須アミノ酸のメチオニン、ゴマリグナンにはどれも血中コレステロールを下げる効能があります。
この効能によって、動脈硬化や高血圧など生活習慣病の予防や改善に効果が期待できます。
アンチエイジング効果【ごまに期待できる効果】
ごまに含まれるゴマリグナンの効能によって体内の活性酸素が除去されると、細胞を若々しく保つことができるためアンチエイジング効果が期待できます。
さらに、女性ホルモンのバランスを整えることもアンチエイジング効果が期待でき、更年期障害を改善する効果も期待されます。
また、オレイン酸の効能により腸の運動が活発になると便秘解消につながるため、アンチエイジング効果が期待できます。
疲労回復や二日酔いの改善効果【ごまに期待できる効果】
ごまに含むゴマリグナンの効能により活性酸素の働きを抑えることで肝機能を高めるため、疲労回復や夏バテ防止の効果が期待できます。
また他にもアルコール分解酵素に働きかけてくれるため、二日酔いの改善効果が期待できます。
最後に
ごまに含まれる栄養素の効能や効果についてまとめました。