海苔(のり)とは、
紅藻、緑藻、藍藻など
食用の藻類の総称です。
軍艦巻きやおにぎりなどに使ったり、
海苔の佃煮やラーメンにのせたり
私たちに馴染みのある食品です。
そんな海苔には、どのような栄養が
含まれているのでしょうか。
海苔(のり)のタンパク質含有量や
海苔の栄養価、効果や効能も紹介していきます。
海苔(のり)のタンパク質含有量
海苔(のり)100gあたりの
タンパク質含有量は約40gです。
海苔は植物性タンパク質で
アミノ酸スコアは88です。
植物性食品の中では
かなり高たんぱくな食品です。
海苔に不足している
必須アミノ酸は、リジンです。
リジンは、植物性食品で
不足しがちなアミノ酸なので、
是非他の食品と組み合わせて
バランス良く摂取してください。
海苔(のり)の栄養価
海苔(のり)に含まれる
主な栄養成分は以下の通りです。
海苔に含まれている栄養素は
バランスが良く、非常に栄養価も高いです。
海苔にはビタミンCが豊富で
みかんの約1.5倍多く含まれています。
また、ビタミンCは熱に弱く、
加熱すると栄養素が壊れてしまうのですが、
海苔のビタミンCは熱に強くて、
焼いても栄養素が壊れないのが特徴です。
海苔(のり)の効果や効能
海苔(のり)に含まれる栄養素から
得られる健康効果や効能は
以下の物が挙げられます。
- 美肌効果
- 貧血の予防
- ストレスの抑制
- 生活習慣病の予防
- 中性脂肪の減少
- 疲労回復
- 便秘の改善
- 動脈硬化の予防
- 二日酔いの予防
- 視力低下の防止
海苔は、ビタミン類やミネラル、
食物繊維も豊富で、
「一日2枚で医者いらず」と
いわれているそうです。
海苔(のり)の過剰摂取による影響
海苔(のり)は
健康に良い食品といえますが、
たくさん食べ過ぎると
悪影響を及ぼす可能性があります。
主に考えられる影響は
2つあります。
- 甲状腺機能低下症
- 消化不良
海苔(のり)を含む
ワカメやヒジキなどの海藻類には
ヨードが豊富に含まれています。
ヨードは、
甲状腺ホルモンの重要な成分ですが、
過剰摂取すると甲状腺機能低下症を
引き起こす危険性が高まります。
また、海苔は消化が良いのですが、
胃腸が弱い人や胃腸が未発達な子どもが
毎日海苔を食べすぎると
消化不良になってしまうことがあるようです。
胃腸が弱い人は
「身体に良いから」と言って
ご飯のお供だけでなく
おやつとしても食べ続けるのは
控えた方が良いかもしれません。
まとめ
この記事では
海苔(のり)のタンパク質含有量や
海苔(のり)の栄養価、効果や効能もまとめました。