妊婦が牛タンを食べると危険？【妊娠中の食事(肉類)の注意点】
「妊娠中に牛タンを食べても大丈夫？」
「妊婦が牛タンを食べるデメリットって何かある？」
焼肉の部位としても今は人気の高い
”牛タン”は、妊娠中に食べても
母体に悪い影響はないのでしょうか？
この記事では
妊婦が牛タンを食べると危険なのか？
妊娠中に牛タンを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方についても
なるべくわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦は牛タンを食べても大丈夫？
結論から言います。
妊婦さんは牛タンを食べてOKです！
知っている方も多いと思いますが、
牛タンとは、「牛の舌」のことです。
※牛タンは、妊娠中に必要な栄養素を含んでいます♪
貧血になりがちな妊婦さんにとって
鉄分はとってもありがたい栄養分♪
また、ビタミンB群も豊富で、
同じ牛肉のサーロインよりも
２倍以上多かったりします！
牛タンには、脂質をエネルギーに変える
ビタミンB2が豊富に含まれていることからも、
妊娠中の体重管理にはありがたい食材といえます♪
妊婦が牛タンを食べる時の注意点
ヘルシーかつ栄養満点な牛タンですが、
妊婦さんが食べる時には注意点もあります。
- 食中毒の危険性
- カロリーと塩分の過剰摂取
妊婦は食中毒に注意！【妊娠中に牛タンを食べる時の注意点】
妊婦さんが牛タンを食べる時には、
きちんと中まで火を通して食べてください！
生(なま)や生焼け状態の牛タンを食べると
トキソプラズマ症に感染する恐れがあります。
妊娠中に初めてトキソプラズマ症になると
胎盤を通じてお腹の赤ちゃんにも感染して
「先天性トキソプラズマ症」になってしまう危険があります。
トキソプラズマの感染源
レアステーキ、ユッケ、馬刺し、鶏刺し、生ハム、サラミ、生乳なども感染源になり得ます。また肉を切った包丁やまな板で生野菜を調理する事にも感染の危険性があります。
出典：妊婦さんおよび妊娠を希望されている方へ(国立感染症研究所)
厚生労働省では肉を加熱することと
肉を調理する際に使った道具に関しても
清潔にするように注意喚起をしています。
予防
ワクチンはありません。肉は十分に(少なくとも71℃以上まで)熱してから食べましょう。生の肉に触れた食器、まな板などは熱い石鹸水で洗いましょう。土壌を触ったあとにはよく手を洗いましょう。生水を避け、煮沸してから飲みましょう。野菜や果実を生で食べる場合には徹底的に洗いましょう。
出典：感染症についての情報(厚生労働省)
妊娠中に牛タンを家で調理する際には、
しっかりと中まで火を通すこと、
そして調理器具も消毒するように心がけましょう。
トキソプラズマは全ての温血動物に感染可能であるため、魚介類を除き、哺乳類である鯨を含めた獣肉や鳥肉の生食や加熱不十分は常に感染のリスクを伴う。妊婦もしくはその可能性のある方は、肉の生食は控えるとともに、肉を調理する際には、中心部まで十分に加熱することやまな板を肉用とその他用に分けるなどの対応が必要である。
出典：トキソプラズマ症とは「ヒトへの感染」(国立感染症研究所)
妊婦はカロリーと塩分の過剰摂取に注意！【妊娠中に牛タンを食べる時の注意点】
カロリーと塩分の過剰摂取にも
妊婦は気を付けなければなりません。
牛タンは、ビタミンｂ２を含んでるので
他のお肉よりはヘルシーと言われていますが
それでも決してカロリーは低くありません。
たくさん食べると太る原因となります。
また、タン塩が大好きだからといって
妊娠中に食べ過ぎると塩分の過剰摂取により
妊娠高血圧症候群を引き起こす危険があります。
妊娠中に牛タンを食べる際は
レモンをかけるなどしてバランスよく食べましょう♪
最後に
妊婦が牛タンを食べると危険なのか、
妊娠中に牛タンを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方についても
なるべくわかりやすく解説していきました。
妊娠中でも、スタミナがつく
焼肉を食べたい妊婦さんも多いと思います。
カロリーや栄養バランスを考えながら
楽しく焼肉を楽しみたいですね♪
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです！
