妊婦が蕎麦(そば)を食べると危険?【妊娠中のそばの注意点】
「妊娠中に蕎麦を食べても大丈夫?」
「妊婦がソバを食べちゃダメって本当?」
妊婦さんが食べるのはNGという噂もある
「蕎麦(そば)」は、妊娠中に食べると
お腹の赤ちゃんに影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦が蕎麦(そば)を食べると危険なのか?
妊娠中に蕎麦(そば)を食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく簡単に解説していきます。
妊婦が蕎麦(そば)を食べても大丈夫?
結論から言いますと
妊婦さんは蕎麦(そば)を食べてOKです!
妊娠中にそばを食べたとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
むしろそばには、妊娠中に
必要な栄養素が豊富に含まれています。
※蕎麦(ソバ)には以下のような栄養素が含まれています。
蕎麦(そば)は、ルチンと呼ばれる
抗酸化作用のある成分を豊富に含みます。
このルチンを摂取することで、
糖尿病の予防や血栓予防が期待できます。
またそばには食物繊維の一種である
ヘミセルロースという成分が含まれます。
これは不溶性食物繊維なので、
納豆やオクラなどの水溶性食物繊維と
一緒に食べると、より便秘の解消につながります。
妊婦が蕎麦(そば)NGと言われる理由
妊婦さんが蕎麦(そば)を食べては
いけないと言われているのは何故か?
それは、妊娠中にソバを食べると
赤ちゃんがそばアレルギーになる
恐れがあるからだと言われているからです。
しかし!現在、妊婦さんがそばを食べることによって、
胎児にそばアレルギーが出た事例は確認されていません。
それよりも
「子供がアレルギーになるかも!」と思い
妊娠中に無理に食事制限をしてしまう方が
栄養面で好ましくないと考えられています。
ちなみに授乳中の方も、
自身が蕎麦アレルギーでない限りは
食べても良いと考えられています。
授乳中には、母親が食べた植物の
タンパク質成分が微量ですが混入します。
しかしそれが子どもの
アレルギー性疾患の発症に関与するという
科学的根拠はないとされているのです。
もちろん、ママご自身が
蕎麦アレルギーの場合は、食べてはいけないですよ!
妊婦さんは蕎麦(そば)を食べても大丈夫。
しかし、妊娠中にそばを食べる際は
知らないと危険な注意点があります。
↓
妊婦が蕎麦(そば)を食べる時の注意点
妊婦さんが蕎麦(そば)を食べる時は
カロリーの過剰摂取に注意しましょう。
ソバ自体のカロリーは高くありませんが
一緒に食べる具材などによっては
カロリーを摂りすぎることがあります。
妊娠中、ソバと一緒に
天ぷらや揚げ玉をたくさん食べるのは控えて
山菜や海藻類を一緒に摂るのがオススメです。
また蕎麦には、麺のすべてが
蕎麦粉で出来ている十割蕎麦と、
そうでないものがあります。
そうでないものだと、そば粉と一緒に
小麦粉が一緒に使用されています。
そのため、ヘルシーだと考えて
蕎麦を食べていたのに、意外と
カロリーを摂っていたということも。
カロリーが心配な方は、原材料を確認すると良いですね。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+妊婦のエネルギー付加量(kcal/日)として求められる。
■18~29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,050kcal(2,000+50)
- 妊娠中期:2,250kcal(2,000+250)
- 妊娠後期:2,450kcal(2,000+450)
■30~49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,100kcal(2,050+50)
- 妊娠中期:2,300kcal(2,050+250)
- 妊娠後期:2,500kcal(2,050+450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
最後に
妊婦が蕎麦(そば)を食べると危険なのか、
妊娠中に蕎麦(そば)を食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
簡単にわかりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!