妊婦がキャベツを食べると危険？【妊娠中の食事(野菜)の注意点】
「妊娠中にキャベツを食べても大丈夫？」
「妊婦がキャベツを食べるデメリットって何かある？」
スーパーなどで一年中見かける野菜、
「キャベツ」は、妊娠中に食べると
何か体に悪い影響などはあるのでしょうか？
この記事では
妊婦がキャベツを食べると危険なのか？
妊娠中にキャベツを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
妊婦はキャベツを食べても大丈夫？
結論から言いますと、
妊婦はキャベツを食べてOKです！
妊娠中にキャベツを食べたとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
むしろキャベツは妊婦にとって、
栄養素が豊富な素敵な食べ物です。
※キャベツには、以下のような栄養素が含まれています。
紫キャベツやレッドキャベツの場合は、
これらの栄養と共にアントシアニンも含まれています。
葉酸は、胎盤の生成や赤ちゃんの
成長に欠かすことのできない栄養素。
妊娠中は一日480μgの葉酸を摂取することが
推奨量とされていますが、キャベツ100gを
食べるとおよそ78μgの葉酸を摂取できます。
【妊娠中の葉酸の食事摂取基準】
| 葉酸 | 18～29(歳) | 30～49(歳) |
| 妊娠初期 | 640㎍(240+400) | 640㎍(240+400) |
| 妊娠中期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
| 妊娠後期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
※妊娠初期(〜13週６日)、妊娠中期(14週０日〜27週６日)、妊娠後期(28週０日〜)
参考：日本人の食事摂取基準2020年最新版「ビタミン」(厚生労働省)
またビタミンUは、キャベツから
発見されたことからキャベジンとも呼ばれています。
ビタミンUには胃酸の過剰分泌を抑えたり
胃の粘膜を保護・修復する作用があります。
キャベツは妊娠中の健康維持のためにも
積極的に摂りたい栄養がたくさん含まれているのです！
妊婦がキャベツを食べる時の注意点
妊婦さんがキャベツを食べるときには、キャベツの食べ過ぎに注意しましょう。
栄養が豊富だからといって、
偏った食事は体に良くありません。
またキャベツを食べ過ぎると、
食物繊維の過剰摂取によって
便秘や下痢などを引き起こすことがあります。
そしてキャベツの調理方法ですが
キャベツを長時間加熱してしまうと、
水溶性であるビタミンCやビタミンUが
溶け出してしまう恐れがあります。
生のまま食べるか、軽く炒める程度が良いようです。
そうはいっても、妊娠中は
農薬やトキソプラズマなどの
食中毒にも気をつけたいところ。
キャベツを1玉丸ごと買ってきたら
外側の葉を取らずに流水にさらして
5分程洗い流すと良いと考えられています。
最後に
妊婦がキャベツを食べると危険なのか？
妊娠中にキャベツを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
妊娠中は体重の管理も必要ですが
キャベツは低カロリーであることから
妊婦さんのダイエット食としても注目されています。
しかしキャベツだけを食べるのではなく
色々な食材から栄養を摂取してくださいね♪
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量（kcal/日）＝妊娠前の推定エネルギー必要量（kcal/日）＋妊婦のエネルギー付加量（kcal/日）として求められる。
■18～29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期：2,050kcal(2,000＋50)
- 妊娠中期：2,250kcal(2,000＋250)
- 妊娠後期：2,450kcal(2,000＋450)
■30～49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期：2,100kcal(2,050＋50)
- 妊娠中期：2,300kcal(2,050＋250)
- 妊娠後期：2,500kcal(2,050＋450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです！
