赤ちゃんがたけのこを食べると危険?いつから安全?【乳幼児期の離乳食の注意点】
「赤ちゃんは筍をいつから食べて良い?」
「子どもにタケノコを与える注意点はある?」
春が旬の野菜である”筍(たけのこ)”は
離乳食として赤ちゃんに
食べさせても良いのでしょうか?
この記事では
赤ちゃんがたけのこを食べると危険?
いつから安全か、注意点などについても
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
赤ちゃんがたけのこを食べると危険?
結論から言います。
赤ちゃんはたけのこを食べてOKです!
筍には、次の栄養素が含まれています。
たけのこの注目すべき栄養が
「チロシン」というアミノ酸の一種。
チロシンとは、たけのこの切り口に
見られる白い粉状のものです。
チロシンはドーパミンなどの
神経伝達物質の原料となります。
ドーパミンは脳を活性化させて、
やる気や集中力を高めてくれます!
筍はぜひ乳幼児にも積極的に
食べさせたい野菜なんですね♪
ただし乳児にタケノコを与える際は
離乳食期のいつ頃からなら良いのか、
与える時の注意点などもありますので、きちんと理解しておきましょう。
赤ちゃんはいつからたけのこを食べて良い?
離乳食にたけのこを取り入れるのは
離乳食後期(9~11か月)頃からOKです!
筍は繊維が多い野菜であり、
繊維が多いと消化に時間がかかります。
そのため消化機能も発達してくる
離乳食後期以降にタケノコを
与えるのが良いと考えられています。
根本に近くなるほど固いので
赤ちゃんに食べさせる場合は、穂先の柔らかい部分にしてくださいね。
たけのこの水煮は食べて良い?
スーパーなどでは、よく
たけのこの水煮が売られています。
タケノコの水煮は、しっかりと
アク抜きがされていて柔らかく煮てあります。
そのため、離乳食に筍の水煮も使ってOKですよ♪
赤ちゃんがたけのこを食べる時の注意点
赤ちゃんにたけのこを与える際は
次のことに気をつけましょう。
- アレルギーについて
- タケノコの灰汁について
これらの注意点について以下で解説していきます。
アレルギーについて【赤ちゃんがたけのこを食べる時の注意点】
たけのこに含まれる
アセチルコリンという物質によって
仮性アレルゲンの症状が出ることがあります。
仮性アレルゲンとは、
アレルギー物質が含まれていないのに
アレルギー反応を起こすものを言います。
仮性アレルゲンの主な症状はこちら。
- 喉のかゆみ、痛み
- 咳、ぜんそく
- 鼻水
これらの症状は、時間がたつと
治まることがほとんどです。
心配ならば、一度小児科を受診してみると良いですね。
タケノコの灰汁について【赤ちゃんがたけのこを食べる時の注意点】
たけのこは灰汁(あく)が強い食べ物です。
アクが強いので、
食べ過ぎると吹き出物が出たり
消化不良を起こすことがあります。
またタケノコは採ってから
時間がたつほど固くなり、
筍独特の「えぐみ」が増してしまいます。
赤ちゃんに与える筍は、
できるだけ新鮮なものにしてみてくださいね。
最後に
赤ちゃんがたけのこを食べると危険か
いつから安全か、注意点などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです!