日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)は
栃木県日光市にある神社です。
日光東照宮はどんな神社なのか?
日光東照宮を建てた人は誰だったのか?
この記事では
日光東照宮の歴史だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく解説していきます。
日光東照宮の歴史をわかりやすく簡単に
日光東照宮の歴史は
江戸時代にまで遡ります。
江戸時代の1616年、徳川家康が
駿府城(静岡県)で亡くなった後
ただちに久能山に神葬されますが
翌年に、徳川家康の遺言により
久能山から日光に移されたことが起源です。
徳川家康を祀る(まつる)日光東照宮は
徳川2代将軍の徳川秀忠により創建。
しかし、造営された当初は
現在とは違って簡素な造りでした。
徳川秀忠の死後に
徳川3代将軍の徳川家光が
1634年から1636年にかけて
日光東照宮を豪華絢爛な姿に造替します。
現代のお金で、なんと約2000億円という
大金を使った大規模な改築だったそうです。
明治時代に入った1869年、
明治維新の神仏分離令の影響を受け
日光は神社の東照宮・二荒山神社、
寺院の輪王寺の二社一寺の形式に分立。
※神仏分離令とは、明治時代初期に神道と仏教との区別を明確にしようとする維新政府の宗教政策です
日本では奈良時代から神と仏を融合させる神仏習合が広く浸透されていたので、日本人にとって神仏分離令は衝撃の出来事だったといえます。
その後、日光東照宮は観光地として
一般の参拝客が多く訪れるようになり、
1999年には東照宮42棟、二荒山神社23棟、
輪王寺38棟の全部で103棟の建造物と、
周辺に自然環境が一帯となって
形成する景観が高く評価されます。
そして日光東照宮は
登録名「日光の社寺」として
ユネスコの世界遺産に登録されます。
日光東照宮の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
日光東照宮の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
陽明門【日光東照宮の見どころ】
日光東照宮の中で知名度の高い
「陽明門」は、門全体が色彩豊かな
彫刻で覆われていて、芸術品といえます。
一日中見ていても飽きないことから
「日暮御門」とも呼ばれています。
唐門【日光東照宮の見どころ】
本社の正門である「唐門」は
小さいながらも東照宮で存在感を放ちます。
貝殻から作る白い胡粉という顔料で
塗られ、金箔も施されています。
三猿【日光東照宮の見どころ】
日光東照宮には、動物を
モチーフにした彫刻が多数あります。
神厩舎には有名な
「見ざる・言わざる・聞かざる」の
三猿の彫刻があります。
他にも、猿だけでなく
眠り猫、雀、想像上の像などの彫刻が
東照宮内に飾られています。
ぜひ、お時間ある方は探してみてくださいね。
最後に
この記事では
日光東照宮の歴史や見どころについて
なるべくわかりやすく簡単に解説しました。
神社の歴史に興味のある方や
これから日光東照宮を観光予定の方にとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。