うどん発祥の地はどこ?【うどんの起源や歴史をわかりやすく解説】

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「うどん」は世界でも愛されている日本食の一つです!

そんなうどんはどこが発祥の地なのか、
どうやって生まれた料理なのか知っていますか?

うどん好きならぜひ知ってもらいたい!

この記事では、
うどん発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。

 

うどん発祥の地はどこ?【うどんの起源について】

うどん発祥の地はここ日本ではありますが、
明確な地名はわかっておらず諸説あります。

そのため、
有名な発祥の地として挙げられるものを2つ紹介します。

  • 香川県讃岐地方
  • 福岡県博多市

うどん発祥の地【香川県讃岐地方】

うどん発祥の地として
香川県讃岐地方が有名ですが、
言い伝わる話が2つあります。

ひとつは、奈良時代まで遡ります。

遣唐使によって中国から渡来した際、
唐菓子(からくだもの)の一種である
「こんとん」が伝わり、これがうどんの起源だとされています。

 

もうひとつは平安時代の頃だという説があります。

真言宗の開祖である空海
遣唐使と共に中国へ渡った際、
うどんの技術を日本に持ち帰り広めたとされています。
その地が空海の故郷であった讃岐地方だったそうです。

うどん発祥の地【福岡県博多市】

うどん発祥の地として知られているのが
福岡県博多市にある承天寺です。

鎌倉時代
臨済宗の僧であった円爾が
水車による製粉技術を中国で教わり
それを日本で広めたとされています。

承天寺の境内には、
「饂飩蕎麦発祥之地」と記された石碑が建てられています。

 

うどんの歴史

うどんは古くから存在していますが、
いつから食されているのかはっきりとわかっていません。

ただわかっていることとすれば、
中国から伝わったものを
日本風にアレンジしてうどんが誕生したことは間違いないでしょう。

諸説あるため正確なものかは不明ですが、
時代順に並べて紹介していきます。

奈良時代【うどんの歴史】

奈良時代
遣唐使が中国から渡来した際に
「こんとん」という唐菓子が伝わります。
※こんとんとは、小麦粉団子の中に餡が入った菓子

やがてこんとんを
温かい汁に入れて食べるようになり、
それを「おんとん(温飩)」と呼ぶようになったそうです。

それが転じて、
「うんとん」→「うどん」になったとされています。

平安時代【うどんの歴史】

平安時代
空海が中国でうどんの技術を取得し、
帰国後に日本で広めたと伝えられています。

うどんは少ない材料で作れて腹持ちもよく、
その当時貧しかった人々を救ったそうです。

鎌倉時代【うどんの歴史】

鎌倉時代、中国へ渡った円爾が
水車を使った粉ひきの技術を習ったことで
日本の粉物食文化が広まり始めたとされています。

このとき、うどんの他にも
蕎麦や饅頭などが作られるようになりました。

室町時代【うどんの歴史】

室町時代では小麦をこね、
細く切った「切麦」という麺が食べられるようになります。

熱くして食べるものを熱麦(あつむぎ)、
冷やして食べるものを冷麦(ひやむぎ)とし、
それらを総じて「うどん」と呼んでいました。

その頃のうどんは
お正月などハレの日に食べられたり、
献上品として扱われるものだったとされています。

江戸時代【うどんの歴史】

うどんが現在のような麺の形になり、
庶民が食べられるようになったのは
江戸時代に入ってからです。

今でこそ定番ですが、
醤油とカツオ出汁で食べるつゆは
醤油が普及し始めた1688~1704年頃だとされています。

その後、
江戸時代中期から後期にかけて
天ぷらや玉子とじ、鴨南蛮うどんなどが開発されました。

今では全国に数々のご当地うどんがあるほど
日本の食文化には欠かせない存在になっています。

最後に

この記事では
うどん発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。

 

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