妊婦が鯖缶(さばかん)を食べると危険?【妊娠中のサバ缶の注意点】
「妊娠中もサバ缶が食べたい!」
「妊婦がさば缶を食べるデメリットはある?」
妊娠中は、魚にも注意が必要ですが
「鯖缶(さばかん)」を食べると、
赤ちゃんに影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦が鯖缶(さばかん)を食べると危険なのか?
妊娠中に鯖缶(さばかん)を食べる時の注意点も
なるべく簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦が鯖缶(さばかん)を食べても大丈夫?
結論から言います。
妊婦さんは鯖缶を食べてOKです!
妊娠中にさば缶を食べたとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
鯖(サバ)自体には
n-3系脂肪酸(オメガ3)という
体に良い脂肪が多く含まれており
胎児の神経系の発育に貢献してくれます。
また鯖(サバ)の缶詰なら、
直接魚を扱うよりも断然手軽ですし、
栄養価もほとんど変わらないそうです♪
じつは真空で作られているので
保存料も使われていないんです。
さらにサバ缶だと、サバの骨も
やわらかい状態で入っているので、
カルシウムも摂れるのが嬉しいですね!
妊娠中に鯖缶(さばかん)を食べる時の注意点
妊婦さんが鯖缶を食べる時は
次のことに気をつけましょう。
- BPAの過剰摂取
- 塩分が多い
- カロリーが高い
これらの妊娠中のサバ缶の注意点について
以下で簡単にわかりやすく解説していきます。
BPAの過剰摂取【妊娠中のサバ缶の注意点】
妊婦さんは鯖缶などの缶詰に含まれる
BPAの過剰摂取に気をつけましょう。
※BPAとは、ビスフェノールAという化学物質のひとつです。
このBPAを妊娠中に摂りすぎると
次のリスクを引き起こす場合が。
- 乳幼児の脳の発達異常
- 生殖器への影響
- 乳がん
厚生労働省では、BPAの耐容1日摂取量は0.05mg/kg(体重)/日と設定しています。
出典:ビスフェノールAについてのQ&A(厚生労働省)
つまり体重50kgの人であれば
妊娠中でも1日2.5mgまでなら
BPAを摂取しても良いということです。
また国内で生産されている多くの缶詰に
BPAは0.01ppm~0.05ppm程度しか
入っていないので、相当な量の缶詰を
食べない限り問題ないと考えられています。
(1ppm=0.01mg)
ただ妊婦さんが、日々缶詰中心の生活を送ることは控えましょうね。
塩分が多い【妊娠中のサバ缶の注意点】
妊婦さんが鯖缶を食べる時は
塩分の過剰摂取に気をつけましょう。
サバ缶は、塩分が多く含まれます。
妊娠中に塩分を摂りすぎると
妊娠高血圧症候群などを引き起こす
可能性が高まります。
さば缶は1日1缶を目安にしましょう。
カロリーが高い【妊娠中のサバ缶の注意点】
妊婦さんが鯖缶を食べる時は
カロリーの摂りすぎに気をつけましょう。
脂がのっているサバは
カロリーが高いので、妊娠中に
食べ過ぎると体重の増加につながります。
豆知識ですが、みそ煮の鯖缶よりも
水煮の鯖缶の方が若干カロリーは控えめですよ。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+妊婦のエネルギー付加量(kcal/日)として求められる。
■18~29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,050kcal(2,000+50)
- 妊娠中期:2,250kcal(2,000+250)
- 妊娠後期:2,450kcal(2,000+450)
■30~49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,100kcal(2,050+50)
- 妊娠中期:2,300kcal(2,050+250)
- 妊娠後期:2,500kcal(2,050+450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
最後に
妊婦が鯖缶(さばかん)を食べると危険なのか、
妊娠中に鯖缶を食べるときの注意点なども
なるべくわかりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば幸いです!