ウイスキーと炭酸水、そして氷。
ハイボールは材料が少ないぶん、グラスの違いが意外なほど表情に現れる飲み物です。
薄い飲み口からすっと流れ込む爽快感。氷が触れ合う澄んだ音。立ち上る炭酸の粒を映す透明なガラス。
いつものウイスキーを変えなくても、器を変えるだけで一杯の景色は少し変わります。
今回は、日本製のハイボールグラスから、薄口・薄づくりのグラスや使いやすい国産タンブラーを5つ厳選しました。
日本製のハイボールグラスの選び方
容量は350〜450ml前後が使いやすい
家庭でハイボールを作るなら、350〜450ml前後のタンブラーは扱いやすいサイズです。
氷をしっかり入れてもウイスキーと炭酸水を注ぎやすく、見た目のバランスも整えやすくなります。
たっぷり飲みたい場合は500ml以上も候補になりますが、まず一脚選ぶなら400ml前後を基準にすると使いやすいでしょう。
口当たりを楽しむなら薄口・薄づくり
ハイボールの軽快さを楽しみたいなら、注目したいのが飲み口の薄さです。
薄いリムは唇への存在感が小さく、冷えたハイボールがすっと入ってくるような繊細な飲み心地を楽しめます。
一方、毎日の気軽さを重視するなら、強化加工されたグラスや適度に厚みのあるタンブラーも魅力的です。
食洗機対応や強化加工もチェック
薄いグラスは美しい反面、扱いに少し気を使う製品もあります。
日常的にハイボールを楽しむなら、食洗機対応や強化加工の有無も見ておきたいポイントです。
週末の一杯をじっくり楽しむなら繊細な手吹きグラス、毎晩気軽に使うなら強化タンブラーというように、使い方から選ぶと失敗が少なくなります。
日本製のハイボールグラスおすすめ5選
- 松徳硝子 うすはり タンブラーL 375ml
- 東洋佐々木ガラス 薄氷 タンブラー B-21112CS 370ml
- アデリア IPTプレジール タンブラー400 L6613 3個セット
- 東洋佐々木ガラス フィーノ B-21131CS-JAN 415ml 3個入
- アデリア タンブラー410 528 410ml 6個セット
松徳硝子 うすはり タンブラーL 375ml
薄いグラスの魅力を存分に味わいたいなら、まず名前を挙げたいのが松徳硝子の「うすはり」です。
タンブラーLは容量約375ml。メーカーでもハイボールやカクテルなどに使えるサイズとして展開されている日本製グラスです。
最大の魅力は、名前の通り、張った氷のように繊細な薄さ。
松徳硝子はもともと電球用ガラスの製造から始まったメーカーで、薄く均一にガラスを吹く技術を現在のグラス作りへと受け継いでいます。
ハイボールを口へ運ぶとき、グラスそのものが一歩後ろへ下がり、飲み物だけがすっと前に出てくるような感覚があります。
家飲みの一杯にも、器そのものを楽しむ余白がほしいときに選びたい国産ハイボールグラスです。
東洋佐々木ガラス 薄氷 タンブラー B-21112CS 370ml
薄さだけでなく、日常での扱いやすさも重視したいなら、東洋佐々木ガラスの「薄氷(うすらい)」が有力候補です。
B-21112CSは容量370ml、口径72mm、高さ135mmの日本製タンブラー。薄さ・軽さ・強さを兼ね備えることをテーマにしたシリーズです。
すっと伸びたベーシックなフォルムは、透明なハイボールと氷を端正に見せてくれます。
主張の強い装飾がないからこそ、レモンを添えたハイボールからウイスキーの水割り、ビールまで合わせやすいのも魅力。
華やかな主役というより、食卓に静かに馴染む名脇役のようなグラスです。
アデリア IPTプレジール タンブラー400 L6613 3個セット
「薄口は好き。でも繊細すぎるグラスは少し怖い」という場合に注目したいのが、アデリアのIPTプレジールです。
L6613は容量400mlの日本製タンブラー。薄肉仕上げに全面イオン強化を組み合わせたシリーズで、食器洗浄機にも対応しています。
飲み口は約1.2mmの薄口設計。
すっきりとした飲み心地を狙いながら、家庭用だけでなく業務用も意識した耐久性を持たせているのが特徴です。
底には適度な厚みがあり、薄づくり一辺倒ではない落ち着いた佇まい。
400mlという容量もハイボールに使いやすく、繊細さと日常性のちょうど中間に位置する一脚です。
東洋佐々木ガラス フィーノ B-21131CS-JAN 415ml 3個入
ハイボールだけでなく、水やジュースなどにも毎日使える薄づくりタンブラーを探しているなら「フィーノ」も候補になります。
B-21131CS-JANは容量415mlの日本製タンブラー。薄く軽やかな設計に加えて、全面イオン強化が施されています。
高さ112mmと極端に背が高くないため、安定感のあるフォルムも特徴です。
大きめの氷を入れたハイボールにも合わせやすく、炭酸水だけを注ぐ日や食事中のウォーターグラスにも自然に馴染みます。
薄づくりグラスを「特別な日の器」にせず、日常へ連れてきてくれるような存在です。
アデリア タンブラー410 528 410ml 6個セット
細身で背の高い、いわゆる王道のハイボールグラスが好みなら、アデリアのタンブラー410もチェックしておきたいところです。
容量は410ml、高さ173mm。日本製のシンプルなロングタンブラーで、ハイボールやサワーなど炭酸系のお酒とも合わせやすいサイズです。
薄さを前面に押し出した高級グラスとは方向性が異なり、こちらの魅力は気兼ねなく使えること。
すらりと縦に伸びた形は氷と炭酸の透明感をきれいに見せ、家庭のハイボールにもバーのような端正さを添えてくれます。
6個セットなので、家族用や来客用まで同じグラスで揃えたい場合にも使いやすい国産タンブラーです。
薄口の日本製ハイボールグラスなら「うすはり」「薄氷」に注目
日本製のハイボールグラスを選ぶ楽しさは、単に「国産」という言葉だけにあるわけではありません。
松徳硝子の手吹きによる繊細な薄さ、東洋佐々木ガラスやアデリアが手掛ける薄肉と強化技術の組み合わせなど、それぞれに異なるガラス作りの個性があります。
飲み心地を最優先するなら「うすはり」。
薄さと普段使いのバランスなら「薄氷」や「IPTプレジール」。
複数揃えて気軽に使うなら、フィーノやアデリアの定番タンブラーも魅力的です。
ハイボールにとってグラスは脇役です。
けれど、氷の音や炭酸のきらめきまで含めれば、その脇役は一杯の輪郭を静かに決めています。
お気に入りの日本製グラスをひとつ迎えて、いつものハイボールを少しだけ丁寧に楽しんでみてください。