オムライス発祥の地はどこ?【オムライスの起源や歴史をわかりやすく解説】

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子どもから大人まで愛されているオムライス♪

そのオムライスがどこで生まれ、
いつからあるのかご存知ですか?

この記事では
オムライス発祥の地や起源、歴史などについてわかりやすく解説していきます。

 

オムライス発祥の地はどこ?

オムライスは洋食でありながらも、
日本で考案された料理です。

オムライス発祥の地は2つあるとされています。

  • 「北極星(ほっきょくせい)」
  • 「煉瓦亭(れんがてい)」

オムライス発祥の地①「北極星」

1922年(大正時代)創業の
「北極星」という洋食屋は大阪府大阪市浪速区にあります。

1925年に現在のオムライスの形に近いもので、
名前も「オムライス」で提供されていることから
オムライス発祥の地と呼ばれています。

オムライス発祥の地②「煉瓦亭」

1895年(明治時代)創業の
「煉瓦亭」というお店は東京都中央区銀座にあります。

1900年に
オムライスとチャーハンを掛け合わせたような
「ライスオムレツ」が誕生しており、
ここもまたオムライス発祥の地といわれています。

 

オムライスの起源

オムライスの起源は
誕生したお店ごとで異なりますので、
それぞれ紹介していきます。

オムライスの起源①「北極星」

「北極星」のオムライスの起源は、
この店の店長であった北橋茂夫さんが
常連客のために作ったのが始まりです。

その常連客は胃腸が弱く
柔らかいものしか食べられないため、
いつもご飯とオムレツを注文されていたそうです。

そこで常に同じメニューでは可哀そうだと、
マッシュルーム、玉ねぎ、トマトケチャップを
ご飯と一緒に炒めて卵に包んで出したところ、
その料理を大変気に入ってもらえました。

そのとき料理名を聞かれ、
とっさに答えたのが「オムライス」だったそうです。

オムライスの起源②「煉瓦亭」

「煉瓦亭」のオムライスの起源は、
もともとは従業員向けのまかない料理で
スプーン片手に簡単に食べられる料理として考案されたのが始まりです。

卵、たまねぎ、ミンチ肉、ご飯を混ぜて焼く
ご飯入りオムレツでした。

このまかない料理を見たお客が食べたい
といったことからライスオムレツとして
メニューに載せられるようになったそうです。

卵では包まれてはおらず、
またケチャップライスでもないため、
一見チャーハンのような見た目をしています。

オムライスの歴史

オムライスの歴史は明治時代の後期、
1900年に煉瓦亭が「ライスオムレツ」を誕生させたのが始まりとされています。

その時はまかない料理でしたが
翌年からメニューに載せ、
お客さんも食べられるようになりました。

現在はケチャップをかけ提供していますが、
その当時はまだケチャップはありませんでした。

ケチャップが日本で普及するのは1908年以降のことだからです。

北極星では考案された当時から
ケチャップライスを卵で包む
今のオムライスと似たものが1925年に作られました。

その後、
オムライスが家庭でも作られるようになったのは
大正時代に入ってからのことです。

1926年に
「手軽においしく誰にも出来る支那料理と西洋料理」
という本が出版されてからのことでしょう。

トマトソースで調味した炒飯を
薄焼き卵で包む「オム、ライス(卵と肉の飯)」
として紹介されています。

現在では、
さまざまな形のオムライスがあり、
ソースもケチャップだけでなく
トマトソースやデミグラスソース、
ホワイトソースなどバリエーション豊かにあります。

最後に

オムライス発祥の地はここ日本であり、
東京と大阪で考案されていました。

現在のオムライスに近いものは
大阪の「北極星」ではありますが、
古くから存在しているのは「煉瓦亭」です。

オムライスの起源となったのは
どちらの店もお客さんをもてなす心遣いや
従業員への思いやりから生まれたものです。

その気持ちを知ってから食べるオムライスは
また格別に美味しく感じるかもしれません♪

 

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