妊婦が煮干しを食べると危険?【妊娠中の食事の注意点】
「妊娠中に煮干しを食べても大丈夫?」
「妊婦が煮干しを食べるデメリットって何かある?」
カルシウムを豊富に含んでいる
”煮干し”は、妊娠中に食べても
母体に悪い影響はないのでしょうか?
この記事では
妊婦が煮干しを食べると危険なのか?
妊娠中に煮干しを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方についても
なるべくわかりやすく解説していきます。
妊婦は煮干しを食べても大丈夫?
結論から言います。
妊婦さんは煮干しを食べてOKです!
妊娠中に煮干しを食べても
基本的にまったくデメリットはありません。
むしろ煮干しは、妊婦さんにとって
必要な栄養素が多く含まれた食べ物。
【煮干しの栄養素の例】
にぼしは妊娠中に不足しがちとされる
カルシウムや鉄分を多く含んでいるので
積極的に摂っていきたい食品といえます。
しかし、妊婦が煮干しを食べる際、
知らないと危険な注意点もあります。
↓
妊婦が煮干しを食べる時の注意点
妊婦が煮干しを食べる際に
注意すべき点は塩分の過剰摂取。
煮干しは、鉄分やカルシウムなど
妊娠中に必要な栄養素を含むので、
たくさん食べようとする妊婦さんもいるかもしれません。
しかしです。
煮干しには塩分が多く含まれています。
妊娠中に塩分を摂りすぎてしまうと
妊娠高血圧症候群を引き起こす危険があるのです。
妊娠中の1日の塩分目標量は
およそ7g程度とされています。
そのうち、煮干しの塩分は
100gあたりおよそ4g相当あります。
そのため、毎日普通の食事と合わせて
煮干しをたくさん食べてしまうと、
塩分の過剰摂取になってしまう恐れが高い。
その他にも
煮干しはカロリーもやや高いので
妊娠中に煮干しを食べ過ぎてしまうと
体重が増加してしまう恐れもあります。
くれぐれも妊娠中は
煮干しの食べ過ぎには注意しましょう。
妊婦が食べても問題のない煮干しの量とは?【妊娠中の煮干しの摂取量について】
理想的な煮干しの摂取量は、
一日に30~50g程度を目安に
しておくとよいかもしれません。
また、煮干しを食べる時には、
カフェインを摂取するのはやめましょう!
なぜならカフェインは、体への
鉄の吸収を妨げる働きがあるからです。
せっかくの煮干しの鉄分を
カフェインと一緒に摂ってしまうと
吸収されにくくなってしまうのは
すごくもったいないですよね??
逆に、ビタミンCには、
鉄の吸収を促す効能があります。
ぜひ、煮干しを食べる際には
ビタミンCを含む野菜などと
一緒に食べてみてください♪
※あなたならすでにご存じかと思いますが
妊娠中にカフェインを過剰摂取すると
とても危険なので十分に気を付けましょう。
○英国食品基準庁(FSA)
2008( 平成20)年に、妊婦のカフェイン摂取に関して新たな助言を公表しています。妊婦がカフェインを摂り過ぎることにより、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとし、以前は300 mg を上限とすることが望ましいとしていましたが、新たな助言においては、妊娠した女性に対して一日当たりのカフェイン摂取量を200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)、に制限するよう求めています。また、高濃度のカフェインは自然流産を引き起こす可能性があることを示す証拠があるとしています。
出典:食品に含まれるカフェインの過剰摂取について(厚生労働省)
最後に
妊婦が煮干しを食べると危険なのか、
妊娠中に煮干しを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方についても
なるべくわかりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!