妊婦がアーモンドを食べると危険?【妊娠中の食事(ナッツ類)の注意点】
「妊娠中はアーモンドを食べていいの?」
「妊婦がアーモンドを食べると問題ってある?」
つわりで無性に食べたくなる人も多い
「アーモンド」は、妊娠中に食べると
お腹の赤ちゃんに影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦がアーモンドを食べると危険なのか?
妊娠中にアーモンドを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべく簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦がアーモンドを食べても大丈夫?
結論から言いますと
妊婦さんはアーモンドを食べてOKです!
アーモンドとは、ばら科の落葉高木で
お菓子や料理に使われることが多い種子です。
妊娠中にアーモンドを食べたとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
むしろアーモンドには、妊娠中に必要な栄養素がたくさん含まれています。
※アーモンドに含まれている主な栄養素
中でもアーモンドはビタミンEが特に多く
抗酸化作用があり老化の防止にも役立ちます。
基本的にナッツ類には、
お腹の中にいる胎児の成長に欠かせない
葉酸や食物繊維が豊富に含まれています。
またアーモンドなどのナッツ類は
脂質が多いイメージですが、その脂質も
不飽和脂肪酸と呼ばれるものなんです。
不飽和脂肪酸は血液をサラサラにしたり
LDLコレステロール値を下げる働きなど
私たちの身体に良い成分なんですね。
ただしアーモンドはカロリーが高いので、
1日に15~30g(10~20粒)を目安にしましょう。
妊婦がアーモンドを食べる時の注意点
妊婦さんがアーモンドを食べる時は
次の点に気をつけましょう。
- カロリーの過剰摂取
- 塩分の過剰摂取
- 便秘、下痢を引き起こす
これらの注意点について
以下で解説していきます。
カロリーの過剰摂取【妊婦がアーモンドを食べる時の注意点】
妊婦さんがアーモンドを食べる時は
カロリーの過剰摂取に注意しましょう。
炒ったアーモンド10gは、
約60kcalと高カロリーです。
アーモンド入りの
チョコレート菓子などもありますが、
チョコレートは糖分が高いのでやはり
食べ過ぎないように気をつけましょう。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+妊婦のエネルギー付加量(kcal/日)として求められる。
■18~29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,050kcal(2,000+50)
- 妊娠中期:2,250kcal(2,000+250)
- 妊娠後期:2,450kcal(2,000+450)
■30~49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,100kcal(2,050+50)
- 妊娠中期:2,300kcal(2,050+250)
- 妊娠後期:2,500kcal(2,050+450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
塩分の過剰摂取【妊婦がアーモンドを食べる時の注意点】
妊婦さんがアーモンドを食べる時は
塩分の過剰摂取にも注意が必要です。
おつまみ用として売られている
アーモンドには、食塩が多く含まれます。
妊娠中にアーモンドを食べる場合は
無塩のアーモンドを食べることをオススメします。
便秘、下痢を引き起こす【妊婦がアーモンドを食べる時の注意点】
妊婦さんがアーモンドを食べ過ぎると
下痢や便秘を引き起こす場合があります。
妊娠中は、普段よりも
胃腸の免疫力が落ちています。
食物繊維が豊富な
アーモンドを食べ過ぎてしまうと、
お腹の調子が悪くなることがあるのです。
妊婦さんは「適量」を守って、
アーモンドを食べるようにしましょうね!
最後に
妊婦がアーモンドを食べると危険なのか?
妊娠中にアーモンドを食べる時の注意点や
母体に安全な正しい食べ方などについても
なるべく分かりやすく解説していきました。
妊娠中は、注意点を守って
アーモンドからの栄養もしっかり摂りたいですね♪
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!