日本製のマグロ包丁おすすめ5選|解体・刺身に使える関・堺の国産包丁

マグロを切る包丁といっても、用途によって選ぶべき一本は変わります。

一本の大きなマグロを解体するなら、日本刀を思わせるほど長い「マグロ切り包丁」。柵から刺身を引くなら柳刃包丁、魚体を捌くなら出刃包丁が活躍します。

いわば、マグロという大物に挑むための道具箱。一本ですべてをこなすのではなく、どこから包丁を入れるかによって適役が異なります。

今回は、刃物の町として知られる岐阜県関市や大阪・堺のブランドを中心に、日本製のマグロ用包丁としておすすめしたい5本を紹介します。

目次

マグロ包丁とは?

マグロ包丁」という名前から、巨大な一本の包丁を想像する人も多いでしょう。

本格的なマグロ切り包丁は、マグロの大きな身を切り分けるための長尺包丁です。正広では刃渡り660mmの製品も作られており、一般的な三徳包丁とはまったく異なるサイズになります。

ただし、家庭でマグロを調理するために、このような長尺包丁が必要になるケースはほとんどありません。

用途によって、次のように使い分けるのがおすすめです。

用途適した包丁
大型マグロを大きく切り分けるマグロ切り包丁
魚体を捌く出刃包丁
柵を刺身にする柳刃包丁
筋や身を長く引き切る筋引包丁

「マグロを切りたい」という目的から逆算して選ぶと、自分に必要な一本が見えやすくなります。

日本製のマグロ包丁を選ぶポイント

大型マグロの解体ならマグロ切り包丁

大きなマグロを本格的に解体する場合は、専用のマグロ切り包丁が候補になります。

堺孝行でも450mm・540mm・600mmのマグロ切り包丁が製造されており、マグロ専用包丁ならではの長い刃が特徴です。

ただし、非常に大きいうえ価格も高いため、一般家庭で購入する包丁というより鮮魚店・寿司店・飲食店などに向いたプロ仕様です。

家庭で捌くなら出刃包丁

マグロを含め、魚を捌く工程で使いやすいのが出刃包丁です。

家庭なら15〜18cm程度から選びやすく、本格的なマグロ切り包丁ほど広い作業スペースも必要ありません。

刺身なら柳刃包丁

スーパーや鮮魚店で購入したマグロの柵を刺身にするなら、柳刃包丁が適しています。

細長い刃を使って手前へすっと引くことで、身を何度も往復して切る必要がありません。

マグロの赤い断面を美しく見せたいなら、こちらが本命です。

日本製のマグロ包丁おすすめ5選

正広作 最上 マグロ切 660mm

「これぞマグロ包丁」という一本を探しているなら、正広作 最上 マグロ切 660mm。

岐阜県関市の包丁メーカー「マサヒロ」が手がける、本格的なマグロ切り包丁です。

刃渡りは660mm、重量は1,310g。刀身には白紙、柄には朴木、口輪には水牛角を採用しています。

細く長く伸びた刃は、厨房用品というより日本刀にも似た迫力があります。

家庭で刺身を作るための包丁ではありませんが、大型マグロの解体用として本格的な国産マグロ切り包丁を探している人には注目の一本です。

貝印 関孫六 匠創 出刃 180mm

マグロを含め、大きめの魚を家庭で捌きたい人におすすめなのが「関孫六 匠創 出刃 180mm」。

刃物の町・岐阜県関市と深い縁を持つ貝印の日本製包丁です。

刃渡り180mmで、刃体にはモリブデンバナジウムステンレス刃物鋼を採用。オールステンレスなので、鋼の和包丁より日々の手入れもしやすくなっています。

マグロ切り包丁ほど大げさな道具は必要ないけれど、魚をしっかり捌ける国産包丁が欲しい。

そんな家庭用の一歩目に選びやすい一本です。

貝印 関孫六 匠創 刺身 240mm

マグロの柵を刺身にするなら「関孫六 匠創 刺身 240mm」が使いやすい候補です。

刃渡りは240mm。刃体から柄までオールステンレスで、日本国内で生産されています。

長い刃でマグロの身をすっと引けば、何度も刃を往復させずに切りやすいのが魅力。

「自宅でマグロの刺身をきれいに切りたい」という人なら、今回の5本で最も選びやすい一本です。

堺孝行 白虎 柳刃包丁

大阪・堺の包丁を選びたい人には「堺孝行 白虎」の柳刃包丁。

堺孝行は、大阪府堺市に本社を置く青木刃物製作所のブランドです。青木刃物では、本職用のマグロ切り包丁から柳刃包丁まで幅広い和包丁を展開しています。

白虎は白鋼を使った本格的な和包丁。

マグロの柵から刺身を美しく引きたい人はもちろん、「せっかくなら堺の本格的な柳刃包丁を使いたい」という人にも似合います。

料理道具でありながら、研ぎながら育てていく楽しみもある一本です。

Misono UX10 筋引 270mm No.722

和包丁とは少し違った選択肢が、Misono UX10の筋引270mmです。

Misonoは岐阜県関市に本社工場を構える包丁メーカーで、UX10シリーズには240mm・270mmの筋引がラインナップされています。

細く長い刃を持つ筋引は、大きな肉や魚の身を長く引き切る作業と好相性。

柳刃包丁のような片刃の和包丁ではなく、洋包丁の感覚で扱える長い包丁を探している人には候補になります。

270mmという長さも、マグロの柵を大きく切るときに使いやすいサイズです。

本格的なマグロ切り包丁は必要?

マグロ包丁を検索している人ほど、ここは一度考えておきたいポイントです。

大きなマグロを一尾から解体するなら、刃渡り45〜66cmクラスのマグロ切り包丁には明確な役割があります。

一方、家庭で購入するマグロは、すでに柵やブロックになっていることがほとんど。

その場合は巨大なマグロ切り包丁よりも、

「魚を捌くなら出刃包丁

「刺身にするなら柳刃包丁

のほうが出番は圧倒的に多くなります。

長尺のマグロ包丁は大海を渡る船のようなもの。必要な場所では頼もしい存在ですが、近所へ出かけるために大型船を用意する必要はありません。

使うマグロの大きさと調理工程に合わせて選ぶことが大切です。

日本製のマグロ包丁で、切り口まで美しく

マグロは、包丁によって仕上がりの印象まで変わる食材です。

大型マグロを本格的に解体するなら「正広作 最上 マグロ切 660mm」。

家庭で魚を捌くなら「関孫六 匠創 出刃」、刺身をきれいに仕上げるなら「関孫六 匠創 刺身」や堺孝行の柳刃包丁が使いやすいでしょう。

巨大な一尾に刃を入れるのか、一枚の赤身を美しく引くのか。

まずは使い方を決め、その仕事に合った日本製の一本を選んでみてください。

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